福丼県プロジェクトは、6月10日(土)・11日(日)の両日にわたって「福丼県フェス2023inハピリン」を開催。2日目の6月11日(日)には「アカモク丼コンテスト」を実施し、グランプリを選定した。
テーマは「地球環境を考え美味しく食べよう!」
「アカモク丼コンテスト」では「地球環境を考え美味しく食べよう!」と題し、漁船のスクリューに巻き付いたり、漂着ゴミが絡んだりして海を汚染することから「海のゴミ」とも呼ばれるアカモクに着目。これを丼の材料として利用することで、海洋ごみ問題を啓発することを目指して行われたものだ。
県内5つの飲食店がオリジナルアカモク丼を開発
コンテストには県内5つの飲食店が参加。海のおジャマから海の宝にするために、各店で工夫を凝らし、オリジナルアカモク丼を開発した。ハピリンのハピテラスを会場に、プレゼン&試食会を通して、グランプリを競った。
審査員は、ハイミッシュキッチン・代表の田中佳子さん、福丼県プロジェクト・代表理事の野坂昌之さん、大津屋・ふるさと支援事業部部長の畑昂志さん、福井県立大学看護福祉学部大学院健康生活科学研究科・教授の村上茂さんが務めた。
「アカモクの食べるラー油 on the 炒飯」がグランプリに
グランプリに輝いたのは、鯖江市に拠点を構える御園飯店(みそのはんてん)。1972年の創業以来、半世紀以上にわたり鯖江の地に根づき、人々から愛され続けている町中華の名店だ。アカモク丼の名前は「アカモクの食べるラー油 on the 炒飯」。
審査基準である「海洋ごみ問題に対する想い」「アカモク丼のネーミングとコンセプト」「味」「見た目」「加工のしやすさ」「アピールポイントや工夫した点」のポイントで、審査員から高く評価を集めた。
グランプリに選ばれたレシピはふるさと納税返礼品に
グランプリに選ばれたレシピは今年の秋ごろ、福井市のふるさと納税の返礼品として、日本全国の人々に届けられる。そこから得られた収益は、来年度の海と日本プロジェクトの清掃活動の費用ならびに、アカモク収穫の費用などに充当していくという。
アカモクを海の宝に生まれ変わらせるオリジナルアカモク丼。ふるさと納税で食べられる日を楽しみに待とう!
「福丼県プロジェクト」公式サイト:http://fukudon.jp/
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