フクシマガリレイは、5月にクラブパートナー契約を締結した清水エスパルス及び静岡市の三保松原文化創造センター みほしるべと6月4日(日)、三保松原保全イベント「松葉かきボランティア」をビーチクリーン活動の一環として実施した。
美しい三保松原を形作るクロマツを守る保全活動
清水エスパルスのクラブハウス・練習場のある三保半島は、富士山頂から南西に約45km離れた静岡県静岡市清水区にあり、沿岸の約5kmにわたり松林が続いている。
この松林が「三保松原」と呼ばれ、1922年に日本初の名勝に指定、2013年6月に世界文化遺産「富士山」の構成資産に登録された。
三保松原を形作る3万本のクロマツは、栄養が少なく暑く乾燥する海辺の環境でも立派に育ち、海からの風や砂を受け止め家や畑を守る役割を担っている。
美しい松原の風景と防風林としての松原を維持するためには、マツ材線虫病から守ること、遷移を止めること、マツの世代交代を促すことが必要であり、人の手による様々な保全の取り組みが必要だ。
ビーチクリーン活動初回には約200名が参加
清水エスパルスと静岡市の三保松原文化創造センター みほしるべは、6月に富士山世界文化遺産登録10周年を迎える「三保松原」の保全啓発活動を実施している。
フクシマガリレイは、サスティナブルビジョン「Dramatic Future 2050」を掲げ、温室効果ガスの排出量実質ゼロに挑戦している。
その「℃を超えた挑戦」のアイコンであるクジラを守りたい、そしてそれを育む海を守りたいとの思いよりビーチクリーン活動をスタートし、同活動はその初回となっている。
当日は約200名の人が参加し、松葉回収量は3万リットルとなった。
今後は、フクシマガリレイ独自で継続的にビーチクリーン活動を実施し、脱炭素社会の実現及び社会貢献に努めていく予定だという。
環境問題やボランティアに興味がある人は、フクシマガリレイの今後の活動にも注目してみては。
■イベント内容
主催:エスパルス、静岡市(三保松原文化創造センター みほしるべ)
協力:フクシマガリレイ
活動実施日:6月4日(日)
実施場所:清水三保海浜公園(静岡県静岡市清水区三保2110-9地先)
当日参加者:約200名
松葉回収量:3万リットル
(佐藤 ひより)