日本中では目まぐるしく、日々いろんなイベントがひらかれている。「そんな日本には、どのような土地があるのだろう」と、写真家として活動している私(仁科勝介)は、“平成の大合併”時に残っていた、旧市町村をすべて巡る旅に出た。その数は2000を超える。
今回、地域や自治体、企業の取り組み、新商品などの情報を発信するニュースサイト「ストレートプレス」で、それらを紹介する機会をいただいたので、写真を添えて連載をスタートした。
「ストレートプレス」内に登場するローカルな市町村と、関係があるかもしれない。
今回は、埼玉県川口市を写真とともに紹介する。
Vol.06/埼玉県川口市
現在の川口市は、鳩ヶ谷市と川口市が合併している。つまり、元々は川口市だった地域は合併後も変化がないということだ。だが、今回はそれでも巡ることにしている。出来るだけきちんと巡ることで、後悔しないために。そして、川口市ではグリーンセンターや鎮守氷川神社へ訪れた。
巡った日は日曜日で、グリーンセンターは地元の方々でとても賑わっていた。360度から子どもの笑い声が聞こえてきた。ここで過ごす日曜日、素敵だなあと。また、川口市を走っていると、高速道路の下を走ることが多い。だから、交通量が多く、車もビュンビュン走っていくイメージがあったのだけれど、今回の散策では、そうした道路以外もたくさん走ることができて、もっと穏やかな風景が多く広がっていることを感じたのだった。
(仁科勝介)
仁科勝介(Katsusuke Nishina にしなかつすけ)/かつお
写真家として活動。1996年、岡山県倉敷市生まれ。広島大学在学中に、日本の全1741の市町村を巡る。
『ふるさとの手帖』(KADOKAWA)、『環遊日本摩托車日記(翻訳|邱香凝氏)』(日出出版)をはじめ、2022年には『どこで暮らしても』(自費出版)を刊行。
旧市町村一周の旅『ふるさとの手帖』:https://katsuo247.jp
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