クマ財団は「クリエイター奨学金制度」や、その卒業生を対象とした活動支援制度を通じて、中長期的な支援を提供している。今回、活動支援生らによるシリーズ企画「KUMA selection」のプログラムとして、岡﨑龍之祐氏による個展「002 -lifelike-」を7月13日(木)~16日(日)の4日間にわたり、クマ財団ギャラリーにて開催する。
祈り、自然、平和というキーワードを表現の源に創作
平和の願いを内包した広島の地で、海に浮かぶ鳥居、厳島神社の見える自然に囲まれて育った岡﨑氏は、祈り、自然、平和というキーワードを表現の源に創作を行っている。
日本古来の祈りの歴史に影響を受ける岡﨑氏の手を介した造形は、生への願いを内包し、祈りを体現している。また、全ての作品の制作過程において、完成像の設計がない。
偶発性に身を委ねながら手を動かす
素材と対話を繰り返し、偶発性に身を委ねながら手を動かす、その制作行為が岡﨑氏にとっての祈りそのものだという。「002 -lifelike-」では、木材の彫刻“PIMT”、縄文土器の造形や装飾、自然と対峙する人々の営みに着想を得たドレス“JOMONJOMON”、ソフトスカルプチュアが並ぶ。
岡﨑龍之祐氏について
岡﨑龍之祐(Ryunosuke Okazaki)氏は、1995年広島県生まれ。2021年に東京藝術大学大学院美術研究科デザイン専攻を修了。「人と自然の調和」「祈り」をコンセプトに制作活動を行う。LVMH PRIZE 2022 ファイナリストに選出。Forbes 30 Under 30 Asia list – Class of 2023 受賞。
クマ財団について
クマ財団は、コロプラ創業者である馬場功淳氏が2016年に設立した、次代を担う若きクリエイターの活動を支援・助成することを目的とした財団。
25歳以下の学生クリエイターを対象とした「クリエイター奨学金制度」の制定を主軸に、勉強会・交流会といったインプット機会の提供や、制作した作品の展示会など発表の場の提供、加えて卒業生を対象とした助成金「活動支援制度」などあらゆる側面から創作活動を支援している。
岡﨑龍之祐氏による個展「002 -lifelike-」を体感しにクマ財団ギャラリーへ訪れてみては。
■002 -lifelike-
開催日時:7月13日(木)~16日(日)12:00~19:00
会場:クマ財団ギャラリー
住所:東京都港区六本木7-21-24 THE MODULE roppongi 206
料金:無料
公式サイト:https://kuma-foundation.org/gallery/event/002-lifelike/
※なお同展覧会はクマ財団活動支援生の発表の場である「KUMA selection」シリーズの1プログラムとして開催される
(角谷良平)