本館カフェ(7月15日新設オープン)

昇苑くみひもは、新ドリンク「ロースト抹茶」専門カフェ「抹茶ロースタリー」の本館を、7月15日(土)に京都府宇治市内にてオープンする。

くみひも製造販売企業が手がける新事業

昇苑くみひもは、今年で75年を迎える伝統工芸くみひもの製造販売企業。糸の染色から紐の組み上げ、最終製品への加工まで一貫生産できる体制を構築している。

現在はジュエリー、アパレル、インテリアや建築、キャラクターやイベント用商品など新たな市場を開拓中。欧米のアクセサリーメーカーへの供給など海外進出にも取り組む。宇治本店では、組紐から作られる手作りの雑貨やアクセサリーの販売だけでなく、2階に50年以上続けている「くみひも教室」を併設している。

そんな同社は、この度、新事業として「ロースト抹茶事業部」を設立した。

抹茶の風味とロースト感が同時に味わえるドリンク

「ロースト抹茶」は、抹茶の素材である碾茶を焙煎し伝統的な石臼で挽いて粉末にしたもの。“抹茶の風味とロースト感”が同時に味わえるハイブリッドな粉末茶だ。「抹茶ロースタリー」では、オリジナルの専用シェイカーを使い、茶筅(ちゃせん)で点てた抹茶同様の口当たりのクリーミーな泡のドリンクを提供。茶席でしか味わえなかった抹茶をコーヒー感覚で気軽に楽しむことができる。

また焙煎の度合いに応じてコーヒー同様、浅煎りライト、中煎りミディアム、深煎りダークを用意している。ホットとアイスに加えて「常温」が選べるのも特徴だ。

既存カフェと合わせ52席の規模

離れカフェ(現在営業中)

「抹茶ロースタリー」には、本館カフェと離れカフェがある。12席の離れカフェはすでに2月に先行オープンしており、併設の焙煎・石臼工房で製造した「ロースト抹茶」のドリンクとスイーツの提供を手がけてきた。

新設の2階建本館は、宇治町家をモチーフにした和モダンな設計で、40席あり、離れカフェからも行き来できる。正面入口横にはテイクアウトウィンドウも備えている。外観は、敷地内の宇治市景観重要建造物指定の昇苑くみひも本店の町家をモチーフにした設計で、道路からは緩やかな石畳を登るアプローチとなっている。内装は、“伝統と現代、和風の中に取り入れた海外ティスト”をテーマに自然素材の木の色を生かし、オフホワイトとグレーを基調にした空間だ。

さまざまなメニューがラインアップ

メニューは、「ロースト抹茶」を使った創作ドリンク11種とスイーツ15種、ブランチ9種の全35種類。

フレッシュな苺、りんご、バナナとロースト抹茶をミックスした「スムージー」、アメリカの家庭料理で人気のあるプリン風焼き菓子をロースト抹茶でアレンジした「ブレッドプディング」、

色鮮やかでヘルシーな野菜たっぷりの「かぼちゃと紫キャベツのサンドイッチ」、低温調理のしっとりチキンをロースト抹茶ドレッシングで味付けした「しっとりチキンのパーサーサラダ」など、新たなブランチやヘルシー志向とビーガンティストを採り入れた創作メニューも揃っている。

また、モバイルオーダー、Eコマースにも対応。さらに定番メニューのパーソナライズ化を図り、ラテ系やスムージーはオーツミルクの選択肢も増やした。

抹茶ロースタリーで、新ドリンク「ロースト抹茶」を楽しんでみては。

■抹茶ロースタリー
住所：京都府宇治市宇治妙楽146番地
営業時間：10時～17時30分
URL：https://matcharoastery.com
　　　https://roastmatcha.com

(山本えり)