洋食器メーカーのニッコーは、捨てられる食器から生まれた肥料「BONEARTH(ボナース)」を使って、野菜の栽培を実現し、昨年より取り組みがスタートした。今年から本格的に野菜の収穫を始め様々な活動を行う。第一弾として、料理家のワタナベマキさんによるフードイベント「BONEARTH TABLE」を7月22日(土)に開催する。
食器から生まれた肥料「ボナース」
「ボナース」は、NIKKOが開発した世界初の捨てられる食器から生まれた肥料。NIKKO FINE BONE CHINAの原料の1つ、牛骨の灰に含まれるリン酸三カルシウムが肥料として有効なことから開発が始まり、器を肥料化してリサイクルする技術を確立した。
陶磁器の循環社会に向け、ボナースの取り組みに共感する全国の提携農家や、石川県内の農場を借りて野菜や米を育てる「NIKKO BONEARTH FARM」では野菜の収穫が始まっている。
1日限りのフードイベント「BONEARTH TABLE」
ボナースで育てた夏野菜を使い、ヘルシーで食べ応えのあるスペシャルメニューを、料理家ワタナベマキさんが考案し、1日限りのフードイベントを開催。彩り豊かな料理の数々を、ボナースの原料となるNIKKO FINE BONE CHINAで作られた、「REMASTERED」のテーブルウエアで味わうスペシャルな会である。
ワタナベマキさん考案のスペシャルメニューは、ケールと夏野菜のキヌアライス、スパイスミックスと茄子と揚げいんげんのマリネ、とうもろこしの冷たいスープ、トマトとスイカのソルベ。イベント当日はワタナベさんが調理を担当。
ワタナベマキさん紹介
ワタナベマキさんは、季節感を大切にし、郷土料理や世界の料理などを家庭でも作りやすいレシピにし、本や雑誌、教室などで伝えている。近著に「時間をかけて作りたい料理」(学研刊)などがある。
今回のイベントについては、「BONEARTHで育てた新鮮でみずみずしい夏野菜をたっぷりと味わっていただけるように、シンプルな味付けで野菜のうまみを感じられるメニューに仕上げました。貴重なお野菜を使える特別な機会でとても楽しみです!」とコメントしている。
イベント概要
同イベントの開催日時は7月22日(土)①11:30~12:40、②13:00~14:10、③14:30~15:40。会場はLOST AND FOUND TOKYO STORE B1FのNIKKO SHOW ROOM。定員は各回8名、参加費は1人1,944円。予約は下記予約フォームより。なお、天候によりメニューに使用する野菜を変更する可能性があり、終了時間は目安である。
LOST AND FOUND TOKYO STOREでは7月21日(金)~23日(日)の3日間、ボナースで育てた野菜を販売し、購入者には先着で「BONEARTH TABLE」で提供する、ワタナベマキさん考案「ケールと夏野菜のキヌアライス」のレシピカードをプレゼント。
捨てられる食器が食材に生まれ変わる、循環社会を目指すイベントに参加してみては。
■BONEARTH TABLE
会場:LOST AND FOUND TOKYO STORE
住所:東京都渋谷区富ヶ谷1-15-12 1階
予約フォーム:https://peatix.com/event/3629648/
(さえきそうすけ)