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【大分県別府市】文化に出会い、暮らすように滞在できる宿「HAJIMARI Beppu」が9月にオープン

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大分県別府市に本社を置く建築設計事務所「DABURA.m(ダブラエム)」は、別府市南部エリアにて、元酒類卸倉庫ビルを再生し、宿泊機能を主にさまざまな文化交流拠点となる複合施設「HAJIMARI Beppu(はじまりべっぷ)」を、9月3日(日)にプレオープン、9月25日(月)にグランドオープンする。

地元の建築家と陶芸家が中心となってプロデュース

DABURA.mは、建築設計、空間再生、地域デザインに取り組む企業。本拠地別府の地で、利他的な文化としての建築と地域づくりを目指している。

このたび、別府駅から徒歩圏内に複合施設「HAJIMARI Beppu」をオープン。地域にゆかりのアーティストなども多数参加し、地域再生への“はじまり”にしていく。

「GALLERIA MIDOBARU」全景、坂本和歌子氏の作品

数々の賞を受賞しているアートな温泉宿「GALLERIA MIDOBARU」を設計した建築家・光浦高史氏と、Wakako Ceramics代表でもある陶芸家・坂本和歌子氏が中心となって「HAJIMARI Beppu」をプロデュース。温泉だけではない別府南部エリアの文化を発信し、地域との交流の拠点としてさまざまな取り組みを行っていく場所を作る。

暮らすように滞在し、仕事や制作もできる宿



「HAJIMARI Beppu」には、約30〜80平米からなる客室が全6室あり、1名〜最大5名宿泊が可能。すべての客室にキッチンを備え、暮らすように滞在することができる。作業スペースや制作スペース、ワークブースなどもあり、さまざまな“Work”に対応。各室では、別府にゆかりのあるアーティストやクリエイターの作品・選書・選曲が楽しめ、すべての部屋にテラスも併設している。

湯に浸かるようにまちに浸かる

同館が位置する別府市南部エリアは、明治期から戦後にかけて別府の中心地として栄えたことから歴史的名所が多く、昔ながらの下町風情と生活文化を感じられる魅力がある。


宿泊のゲストには、近隣の共同温泉を利用できる温泉チケットが提供されるので、別府の温泉文化を体験できる。また、温泉とおすすめスポットを繋いだ“まち湯治”ルートも紹介。まちの温泉に地元民のように浸かる体験をすること、まちをぶらぶらしたり、海や山、自然の景色に触れたりすること、身体のメンテナンスをすることの組み合わせとなっている。

まちの暮らしと交流の新たな拠点


元倉庫の二層吹抜け空間である1階部分は、寛ぎと交流の場だ。


「カフェ」は、地域の生産者から提供されたこだわりの食材をセレクトし、身体をいたわる優しいフードやドリンクを提供。


「カセット&ブックライブラリー」では、同館に関わるアーティストなどが選書した書籍や、“湯に浸かるように音に浸かる”をテーマに選曲された音楽を楽しむことができる。客室にはBluetoothラジカセが設置されており、音楽やプレイリストのほか、カセットテープライブラリーで好きなカセットテープを選んで部屋で楽しむこともできる。


同館や地域に関わりのあるアーティストの作品やグッズなどを販売する「ショップコーナー」や、定期的にトークライブや展覧会を実施する「イベント/ギャラリー」もある。


また、陶芸家・坂本和歌子氏によるうつわと焼き菓子ショップ「うみとじかん」が、全館開業に先駆けオープンしている。陶芸工房が併設されており、陶芸ワークショップも体験できる。

周辺地図、HAJIMARI Beppuに生まれ変わる旧油屋ビル外観(再生前)

「HAJIMARI Beppu」に滞在して、暮らすように別府の温泉文化を楽しんでみては。

■HAJIMARI Beppu
住所:大分県別府市千代町5-1
Instagram:https://www.instagram.com/hajimari_beppu/?hl=ja

(山本えり)

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