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おてらおやつクラブが夏休みにひとり親家庭へおすそわけを送るプロジェクトを開始

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子どもの貧困問題の解決を目指すおてらおやつクラブは、8月~9月の夏休み期間に、全国2,000のひとり親家庭へ各地のお寺から食品や日用品であるおすそわけを送るプロジェクト「夏のおすそわけ2023」を実施する。

おすそわけを受け取る家庭の数はコロナ禍前の約25倍に


おてらおやつクラブのおすそわけを受け取る家庭の数は現在約9,000世帯に上り、2020年3月時点のコロナ禍前の約25倍に急増した。

現在、「夏のおすそわけ2023」に参加してくれるお寺、ならびに寄付・寄贈で支えてくれる人を募集している。

おてらおやつクラブは、多くの人が少しずつ力を出しあうことで、全国の数多くの子どもたちにおすそわけを通じて、夏休みの楽しい思い出を届けられるよう準備を進めてるという。

プロジェクトの背景

昨年度の活動状況の詳細はインパクトレポートを

おてらおやつクラブは今も日々多くのひとり親家庭におすそわけを送っている。しかしながら、すべての家庭におすそわけを届けられていない現状がある。その原因は、配送費の工面の難しさにある。

2022年、家庭からの支援要請は12,323件あったが、そのうち約40%の4,762件の家庭にはおすそわけを届けることができなかった。

1世帯に届けるためにかかる配送費は約1,000円。すべての家庭に届けるには、年間約1,232万円が必要となる。

配送費は寄付を活用している。コロナ前と比べて寄付は約2.2倍に増えたが、それを上回る規模の支援要請があり、バランスを保つことが困難になっている。

態勢をととのえるため、3月より、2回目以降の支援要請があった家庭へのおすそわけを見合わせているという。せっかく声をあげてくれた人を落胆させてしまうこともあり「この状況を何とかしたい」との想いから、長期休暇の時期に家庭へ希望を募り、全国2,000のひとり親世帯におすそわけを一斉に届ける取り組みを実施することとなった。

7月中に全国の寺院へ協力を呼びかけ、8~9月の期間に各地の寺院から順次おすそわけが発送される。

夏休みに実施する理由

夏休みのシーズンに寄せられた声の一部紹介

夏休みなどの長期休暇は、給食がなく食費や光熱水費もかさむため、家計が圧迫されやすい時期。長期休暇の時期には「たすけて」の声がいっそう増える傾向にあるという。

夏休みが苦しい想い出ではなく、楽しい想い出となるように。さまざまな人の厚意が集まることでより多くの子どもたちが支えられ、夏休みの想い出を作ることができる。

発送会を予定している全国の寺院


「夏のおすそわけ2023」では、全国各地の寺から申し込みのあったひとり親家庭へ、匿名配送の仕組みを用いておすそわけが送られる。

現在「夏のおすそわけ2023」に向けて、地域のボランティアや近隣寺院との合同発送会を予定している寺院は、「宝林寺(東京都練馬区谷原6-8-25)」が、7月29日(土)15:00~、「壽徳寺(福島県耶麻郡猪苗代町山潟字村上2540)」が、7月29日(土)14:00~、8月18日(金)14:00~、「法泉寺(大阪府松原市一津屋1-13-22)」が7月31日(月)16:00~、「覚王寺(北海道札幌市北区麻生町5-2-12)」が8月29日(火)14:30~15:30。

「夏のおすそわけ2023」への寄付・寄贈に関心のある人は、おてらおやつクラブの公式サイトをチェックしてみて。

■夏のおすそわけ2023
期間:8月~9月
おてらおやつクラブ公式サイト:https://otera-oyatsu.club/

2022年度 インパクトレポート:https://note.com/oteraoyatsu_club/n/n63ea63d7f5aa

(角谷良平)

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