全国各地で地域活性化やローカルビジネス創出を支援するさとゆめは、シバニ化粧品本店と協働して、兵庫県明石市を中心に「明石インクルーシブ・ビューティー事業」をスタート。そのキックオフイベントとして、9月2日(土)に「人生100年時代の美容健康づくりワークショップ講座」を開催する。
誰もが生涯、美と健康を楽しめる地域を目指して
昨今、性別や年齢、国籍を問わず人の多様性(ダイバーシティ)を認め、それぞれの個性を受け入れて生かす(インクルージョン)という取り組みが日本全国で広がり、ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)に対する意識も高まりつつある。
日本財団が2021年に行った調査によると、「この2~3年で、D&Iへの理解や推進すべきという気持ちは高まった」という回答が40.2%と高かった。一方、世界経済フォーラムが2022年に公表した「グローバル・ジェンダー・ギャップ」では、日本は146か国中116位と国際的に大きな後れを取っている。
そんななか、明石市は全国に先駆けてさまざまな施策を行っており、多様な移住者が増加していると言われている。
しかし、社会的に立場が弱いとされるLGBTQ+やひとり親、高齢者に対しては、一人ひとりが自分らしく自己実現できる環境が十分整っているとは言えず、市民からのボトムアップな取り組みが必要とされている。
そこで、さとゆめは明石市に店舗を構える「シバニ化粧品本店」とタッグを組み、“誰もが生涯にわたって美と健康を楽しめる地域づくり”を目指して、「明石インクルーシブ・ビューティー事業」を始動することとなった。
「明石インクルーシブ・ビューティー事業」について
この事業では、「美」と「健康」を切り口に、誰もが自分らしい自己表現を楽しみ、多様な生き方を実現できるまちを目指して、多面的な取り組みを展開していく。
今年度は、加齢によって心身が老い衰え、社会とのつながりが減少した状態を予防する「フレイル予防」と、「ジェンダーギャップ」がテーマ。フレイル予防を目的としたワークショップや、ジェンダーに縛られずに“自分美”を楽しむメイクアップ教室の開催を予定している。
キックオフイベントを開催
化粧をすると気持ちが引き締まったり、楽しい気分になったり、脳を刺激して気持ちを変える効果があるだけでなく、身体にとっても、化粧行為そのもののストレッチ効果がフレイル予防につながるという。
「人生100年時代の美容健康づくりワークショップ講座」では、化粧を通じて日常から取り組むことができるフレイル予防を知ってもらい、30代・40代~のゆらぎ世代から高齢者まで、幅広い年代の美容健康づくりをサポートするために、頭皮マッサージ、フェイスエクササイズ、握力測定等が実施される。
開催時間は10:30~11:30、13:00~14:00、15:00~16:00で、定員は各回10名。場所はあかし市民広場で、参加費用は無料となっている。
参加は予約制で、申し込みの締め切りは8月31日(木)だ。申し込みに関する情報は詳細ページで確認を。
■あかし市民広場
住所:兵庫県明石市大明石町1-6-1 パピオスあかし2階
詳細ページ:https://sites.google.com/view/akashi-inclusive-beauty-health
(yukari)