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長野県阿智村の挑戦!メタバース上に昭和レトロな「阿智村メタバース商店街」を制作

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AIによるコンセプトアート

長野県の阿智村商工会は、会員事業所の事業発展と地域振興を目指して、メタバース上に仮想の商店街「阿智村メタバース商店街」を制作する。昭和30年代の賑わった様子を再現した商店街では、会員事業所の製品やサービスも紹介。来訪者に村の魅力を伝え、会員事業所の経済効果を狙う。

村の魅力に触れ事業所を知ってもらうきっかけに

昭和初期の阿智村の駒場宿の様子

「阿智村メタバース商店街」は、阿智村の昼神温泉出湯50周年の記念行事の一環としても位置付けられている。デジタルで再現される昭和30年代の阿智村の商店街を訪れる来訪者には、阿智村の昔を体感し阿智村の魅力を認知してもらいながら、商店街の各店舗事業所を知ってもらうことを目指している。

阿智村商工会の会員事業所の製品やサービスにも興味を持ってもらい、ビジネスチャンスの創出につなげたいとの計画もと、制作する。

11月にお披露目イベントを予定

「阿智村メタバース商店街」への現在の参加予定事業所数は14で、製造業、飲食業、サービス業、小売業、旅館業と多岐にわたる。制作は7月よりスタートしており、10月に完成。11月には村内でお披露目のイベントも予定している。

制作技術面でのサポートは、中京圏で多くの実績を持つ未来創世塾に委託している。

阿智村商工会会長のコメント

阿智村商工会の浜島弘尚会長は、「地域の小規模事業者を取り巻く経営環境は年々厳しさを増す中で、こうしたITの新しい技術を活用した販路拡大、交流人口増加には大いに期待している」と述べている。

同地域は近い将来、リニア中央新幹線の長野県駅設置による経済効果も期待できる範囲にはあるものの、それが実現するのはまだまだ先のこと。それまでの生き残りをかけて、山村の小さな商工会の挑戦は続く。

長野県阿智村の新たな挑戦である「阿智村メタバース商店街」に注目だ。

阿智村商工会HP:https://achimura.com/

(角谷良平)

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