日本中では目まぐるしく、日々いろんなイベントがひらかれている。「そんな日本には、どのような土地があるのだろう」と、写真家として活動している私(仁科勝介)は、“平成の大合併”時に残っていた、旧市町村をすべて巡る旅に出た。その数は2000を超える。
今回、地域や自治体、企業の取り組み、新商品などの情報を発信するニュースサイト「ストレートプレス」で、それらを紹介する機会をいただいたので、写真を添えて連載をスタートした。
「ストレートプレス」内に登場するローカルな市町村と、関係があるかもしれない。
今回は、群馬県旧東村(現伊勢崎市)を写真とともに紹介する。
Vol.53/群馬県旧東村(現伊勢崎市)
旧東(あずま)村は、伊勢崎市と合併した市町村の中では、唯一の村だった。最初に小泉稲荷神社へ訪れると、道中に大きな鳥居が聳えていた。そして、小泉稲荷神社に着いた瞬間、見た目でわかるほど、圧倒的な数の鳥居が並んでいて、驚くばかりだった。鳥居にはたくさんの「奉納」の文字が刻まれていたので、多くの方の奉納があったのだろうと思う。
神社以外の道のりは、景色もひらけていて、田園風景が広がっていた。群馬県では赤城おろしと呼ばれる強い風が有名だけれど、この日も風が強く、田んぼの苗や草花は、風に任せて大きく揺れていたのだった。
次回は、群馬県旧境町(現伊勢崎市)を写真とともに紹介予定。
(仁科勝介)
仁科勝介(Katsusuke Nishina にしなかつすけ)/かつお
写真家として活動。1996年、岡山県倉敷市生まれ。広島大学在学中に、日本の全1741の市町村を巡る。
『ふるさとの手帖』(KADOKAWA)、『環遊日本摩托車日記(翻訳|邱香凝氏)』(日出出版)をはじめ、2022年には『どこで暮らしても』(自費出版)を刊行。
旧市町村一周の旅『ふるさとの手帖』:https://katsuo247.jp
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