お峯入り保存会は、10月8日(日)に、神奈川県山北町の山北町立川村小学校グラウンドにて、ユネスコ無形文化遺産に登録された「山北のお峰入り」の記念公演を開催する。
山北町に伝承される民俗芸能「山北のお峰入り」
「山北のお峰入り」は、山北町共和地区に古くから伝承される民俗芸能だ。
「お峰入り」とは、山中で修業することを意味し、修験道の儀礼が芸能化したと考えられ、その発祥は南北朝時代、宗良親王が河村城に難を逃れた時から始まったという伝承もあり、笛・太鼓の調べや歌詞は万葉の時代を感じさせる。
演技は、8種類11演目あり、天狗、獅子、おかめ、山伏、太鼓、笛などの役を80名の男性が演じる。歌や踊りは全て口伝えで伝承され、江戸時代1863年の公演記録も残っている。
「山北のお峰入り」ユネスコ無形文化遺産登録記念公演
当日のプログラムは、8:00開場、9:10~開会セレモニー、9:50~記念公演、11:00に終演予定となっている。
椅子席およびシート席での観覧は有料、立ち見席は無料。チケットは、チケット購入サイトにて10月6日(金)23:30まで販売している。
チケット販売価格は、「SA椅子席」「SB椅子席」「SC椅子席」「SD椅子席」が2,500円(税込)、「AAシート席」「ABシート席」「ACシート席」「ADシート席」が2,000円(税込)。チケット購入サイトの座席表を確認し、希望の券種を選んで購入しよう。また、オンラインでの配信視聴のチケットも1,000円(税込)で販売中だ。
なお、立ち見席も、チケット購入サイトでの事前申し込みが必要となる。また、チケットの販売は電話でも9月25日(月)17:00まで受け付けている。
天候によるスケジュールの変更について
雨天等で天候が悪化し、川村小学校グラウンドでの実施が困難と判断された場合は、会場を山北町立生涯学習センター「多目的ホール」に移し、公演を3回に分けて実施する。その際、購入したチケットにより、時間が調整される。会場の移行は本番の2日前に判断予定で、チケット購入者にはメールなどで連絡が届く。
無料の立ち見席チケットの申込者は、生涯学習センター視聴覚室および会議室でパブリックビューイングの観覧が可能。あらためて配信チケットを購入すれば、オンラインでの視聴も可能となる。
雨天時は、9:10〜9:40にセレモニー、9:50〜11:00に記念公演1回目(SA椅子席)、11:30〜12:40に記念公演2回目(SB椅子席/SC椅子席/SD椅子席/ABシート席)、13:30〜14:40に記念公演3回目(AAシート席/ACシート席/ADシート席)というスケジュールになる予定だ。
詳しい情報は、詳細ページで確認を。
ユネスコ無形文化遺産に登録された、160年余りの歴史を持つ伝統芸能「山北のお峰入り」を、この機会に体験してみては。
チケット購入サイト:https://teket.jp/6213/21148
記念公演詳細:http://www.town.yamakita.kanagawa.jp/0000000574.html
(yukari)