山形県鶴岡市の宿泊施設「SHONAI HOTEL SUIDEN TERRASSE」は、9月19日(火)に開業5周年を迎えた。これを機に「サステナブルチャレンジ2023」が本格始動し、プロジェクトから生まれた商品を販売開始した。
「SUIDEN TERRASSE」5年間の取り組み
「SUIDEN TERRASSE」は、2018年9月の開業以来、街づくり会社が運営するホテルとして“地域の魅力をプロデュースし、日本の地方都市を世界からの目的地にする”をミッションに、山形庄内の魅力発信に取り組んできた。
2020年8月には、“晴耕雨読の時を過ごす、田んぼに浮かぶホテル”とコンセプトを新たにニューアルオープン。レストランMOON TERRASSEリニューアル、宿泊棟ライブラリー新設、SAKE BAR・SAKE LOUNGEの新設、女性用露天風呂の新設、客室タイプのリニューアルなどを実施した。
その後、サウナ「天色の湯」「月白の湯」の2室新設、
SUIDENワーケーションプランの販売、
YAMAGATA SHONAI SAKE STORYの開催、
SUIDENウェディングなどを実施してきた。
6年目は「サステナブルチャレンジ2023」が行動指針
今年5月には、ホテル全体で取り組むプロジェクト「サステナブルチャレンジ2023」を始動。「SUIDEN TERRASSEに訪れる人を幸せにする」「自然、風土、人 山形庄内の魅力を発信し続ける」「山形庄内の食の魅力を伝え山形庄内の食に責任を持つ」「人と環境に優しいモノ・コトを選択する」「山形庄内で暮らす私たちが幸せになる」の5項目を行動指針としている。
食や滞在を通して社会課題に取り組むだけではなく、利用客が庄内の人と関わり、土地の魅力に触れる機会の造成、スタッフの幸せの追求など、多角的な視点で取り組んでいくことを目指している。
地元企業とコラボしたオリジナルソルトが誕生
同プロジェクトから生まれた商品第一弾は、製塩を通して食品廃棄の課題に取り組んでいる地元企業「さかたの塩」とコラボレーションした「SUIDEN TERRASSE ORIGINAL SALT」2種。
社会課題に真摯に向き合い、山形庄内の新たな価値を生み出し続ける「さかたの塩」と、ホテルを拠点に山形庄内の魅力を発信する同館の思いを同商品を通して伝えていく。
「ORIGINAL VEGETABLE SALT」は、同館レストランで出る野菜の皮など本来廃棄する部分からブイヨンをとり、その煮出した野菜を丁寧に処理、真空パックにして冷凍し、鳥海山の伏流水とともに釜で炊き上げている。野菜の粒子が塩に混ざり合った野菜の旨みたっぷりのまろやかな風味の塩は、サラダやグリル野菜によく合う。
「ORIGINAL ONSEN SALT」は、鳥海山の伏流水を含む海水に、同館の温泉の源泉(鶴岡北京田温泉)を加え、釜で炊き上げている。粒感があり、はっきりとした塩味とほのかに感じる旨味で、肉や魚料理など幅広く使うことができる。
価格は、単品販売が各680円、2個セット売り(化粧箱入り)が1,700円、2個セット売り(PP袋入り)が1,360円。
館内SHOPと、8月にオープンしたオンラインストア「SUIDEN STYLE -旅の余韻をくらしの中に-」にて販売している。
「SUIDEN TERRASSE ORIGINAL SALT」を手に入れて、山形庄内の魅力を感じてみては。
オンラインストア「SUIDEN STYLE」:https://style.suiden-terrasse.com/
(山本えり)