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【群馬県旧新里村(桐生市)】ぐんま昆虫の森で、純粋な命の輝きに触れる

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群馬県旧新里村(桐生市)

日本中では目まぐるしく、日々いろんなイベントがひらかれている。「そんな日本には、どのような土地があるのだろう」と、写真家として活動している私(仁科勝介)は、“平成の大合併”時に残っていた、旧市町村をすべて巡る旅に出た。その数は2000を超える。

今回、地域や自治体、企業の取り組み、新商品などの情報を発信するニュースサイト「ストレートプレス」で、それらを紹介する機会をいただいたので、写真を添えて連載をスタートした。

「ストレートプレス」内に登場するローカルな市町村と、関係があるかもしれない。

今回は、群馬県旧新里村(桐生市)を写真とともに紹介する。

Vol.83/群馬県旧新里村(桐生市)

旧新里村には「群馬県立ぐんま昆虫の森」がある。名前の通り、昆虫と触れ合うことのできる県立施設だ。入口には虫かごと虫あみの看板があって、昆虫の森らしさを感じる。虫かごの持ち込みはできず、虫あみの利用はできる、キャッチアンドリリースの環境だ。広大なフィールドに加えて立派な建物の昆虫観察館があり、展示資料から昆虫について楽しく学ぶこともできる。展示を見たあとにフィールドを歩くと、昆虫を見つける度に尊く見えた。純粋な命が、今日を生きている。昆虫こそ命を輝かせていることに、気付かされながら。

ぐんま昆虫の森へ

昆虫と優しく触れ合える

大人も子供の心に

新里総合センター

県指定史跡の中塚古墳へ

昆虫の森をあとにして新里総合センターを訪れ、さらに群馬県指定史跡の中塚古墳を訪れた。住宅地のそばに、こんもりした丘陵地があり、そこに中塚古墳の石碑が立っている。標高約200メートルの丘陵地につくられた、直径約37メートルの円墳。出土品は不明なものの、古墳時代末期である7世紀後半の構築とされているそうだ。もしここが中塚古墳だという印がなければ、子どもなら格好の遊び場として駆け回っているような気がする。そうした場所に、長い歴史が隠されている、というような土地は、日本にもまだまだたくさんあるのではないだろうか。

次回は、群馬県桐生市を写真とともに紹介予定。

(仁科勝介)

写真家プロフィール

仁科勝介(Katsusuke Nishina にしなかつすけ)/かつお
写真家として活動。1996年、岡山県倉敷市生まれ。広島大学在学中に、日本の全1741の市町村を巡る。
『ふるさとの手帖』(KADOKAWA)、『環遊日本摩托車日記(翻訳|邱香凝氏)』(日出出版)をはじめ、2022年には『どこで暮らしても』(自費出版)を刊行。
旧市町村一周の旅『ふるさとの手帖』:https://katsuo247.jp
仁科勝介公式Twitter:https://twitter.com/katsuo247
仁科勝介公式Instagram:https://www.instagram.com/katsuo247/

    

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