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【神奈川県川崎市】山本和智氏による驚きの音楽実験!11月11日、犬と電子音楽の前代未聞の競演が実現

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作曲家の山本和智氏が11月11日(土)に、4匹の犬と電子音楽の前代未聞の競演『あんた…まだ、山本和智なんか聴いてるの?』を開催する。

演奏者として「犬」を起用


山本和智氏の新たな音楽プロジェクトが今、音楽界を超えて衝撃を与えている。これらの作品群は2020年に秘密裏に作曲され、人間の可聴域を超えた聴力を持つ演奏者として「犬」を起用し、犬達で組織された「犬カルテット」とライブエレクトロニクスのための作品へと展開された。

そして、今もなお山本氏は、現在の自身の位置を考察しながら、さらなる創造に挑戦している。

昨年開催された「山本和智・ショウルーム『困った男』」では、コロナウイルス感染症によって生じた人々との「距離」を取り戻す試みとして、舞台と客席を一体化し境界を取り払うイベントを開催。

また「コンサート」という「制度」を崩すために、会場の選択や空間演出、宣伝美術やプログラム、舞台衣装まで細部にわたり仕掛けをほどこした。

人間×犬×エレクトロニクス


今回の公演は、東京都と神奈川県の県境に位置し、また川崎市の「飛び地」である岡上地区を舞台に、同地区にある岡上営農団地のガラスハウス内での開催となる。

通常のコンサート会場やライブハウスなどではなく、〈内と外の極めて曖昧な状態〉である「ガラスハウス」、県境・市境の錯綜する「飛び地」である岡上地区、そして人間と犬とエレクトロニクスという、〈ボーダレス〉な音楽の可能性を追求する公演になっているという。

加えて同公演は、和光大学芸術学科の学生によるアートプロジェクト「サトヤマ アートサンポ in 岡上 2023」の関連企画として実施される。

プログラム詳細


プログラムは、「トランペット、アコーディオン、飼い主を伴った中型犬のための『預金残高』」(2021)、「飼い主を伴った犬四重奏とライヴエレクトロニクスのための『あふれる夜の鳩』」(2020)の予定だ。

出演は山本氏、


曽我部清典氏(トランペット)、


大田智美氏(アコーディオン)、


有馬純寿氏(エレクトロニクス)の4名と、ヨタロウ(オス・9歳)、やまと(オス・10歳)、トロ(メス・8歳)、シェリー(メス・9歳)の4匹となっている。

詳細、チケットの購入についてはWEBで確認しよう。

さまざまな「境界」を軽やかに、時に気ままに飛び越え、創造を続ける山本氏。想像を超えるであろう犬との音楽作品を体験してみては。

■『あんた…まだ、山本和智なんか聴いてるの?』概要
日程:11月11日(土)14時開演(13:30開場)
会場:岡上営農団地内ガラスハウス(神奈川県川崎市麻生区岡上)
公演時間:60分程度(演奏、作曲家のトーク込み)
URL:https://www.pareidolian.info

(オガワユウコ)

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