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【長崎県長崎市】明治・大正・昭和の長崎市江戸町がカラーで蘇る「白黒写真カラー化展」開催

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白黒写真カラー化・写真修復専門店「monokara.(モノカラ.)」と、老舗写真店「カメラの城島」は、11月3日(金)文化の日に、白黒写真カラー化展「カラーに蘇る長崎・江戸町〔明治発→令和行〕」を、長崎市江戸町の老舗茶屋「月香園」本店にて開催する。

同展の特徴

同展で展示する作品は、AI(人工知能)による自動カラー化技術に一切頼らず、旧来の技術「デジタル手彩色」技術を用いて制作された。「monokara.」の写真修復士が時代考証をした後、1枚1枚手作業で修復・カラー化し、より自然でカラー写真と見間違うリアルな表現になっている。

AIカラー化技術に頼らない理由

1959年(昭和34年)頃 カメラの城島 江戸町店前(現:文化不動産事務所)

AIカラー化技術は、空や草木といった自然物の処理が得意である一方、服や車、建物などの人工物が不得意であることが研究によって判明している。そこで、なるべく的確な色味を表現、細かな編集ができるように、旧来の技術であるデジタル手彩色を採用した。

1959年(昭和34年)頃 カメラの城島 浜町店前

瞬時にカラー化できるAIに対し、デジタル手彩色技術は写真1枚最短5分~最大8時間と時間がかかるが、色味を比較するとその差は歴然だ。

長崎・江戸町の白黒古写真がカラーで蘇る

白黒写真カラー化展は、西九州新幹線開通によって出会えた「monokara.」と「カメラの城島」の記念イベント。明治後期~昭和初期頃の長崎・江戸町の庶民生活を写した白黒古写真十数点を、高精度カラー化して展示する。今は無き長崎県庁前で記念写真を撮る二人の子どもや、昭和レトロ溢れる当時の江戸町商店街を写した古写真が自然なフルカラーで蘇る。

展示は、「原本写真」「カラー化写真」「現在の写真」の3写真1組に並置し、街の変化や時代の移り変わりを視覚的に体感できるよう工夫。薄れゆく長崎の地域文化・地域史に、多くの人が興味・関心をもつことを目指している。

次回展示予定

また、11月29日(水)・30日(木)には、福岡市の香椎公民館講堂にて「カラーに蘇る香椎〔明治発→令和行〕」を開催。木造型の西鉄電車や疾走する国鉄の蒸気機関車、名島水上飛行場に降り立った冒険家チャールズ・リンドバーグとの集合写真、香椎高校の学生らと話をする小説家火野葦平など、歴史的貴重な写真に色が蘇る。

「カラーに蘇る長崎・江戸町〔明治発→令和行〕」「カラーに蘇る香椎〔明治発→令和行〕」ともに入場は無料。白黒写真カラー化展で、地域文化・地域史に触れてみては。

■カラーに蘇る長崎・江戸町〔明治発→令和行〕
会期:11月3日(金)10:00~17:00
会場:お茶の老舗「月香園」本店
住所:長崎県長崎市江戸町5-14

■カラーに蘇る香椎〔明治発→令和行〕
会期:11月29日(水)13:00~17:00、11月30日(木)10:00~17:00
会場:香椎公民館 講堂
住所:福岡県福岡市東区香椎駅前2丁目17-19

展示詳細:https://www.j-cam.jp/staticpages/index.php/pre
monokara. HP:https://monokara.seiran-design-office.com/
カメラの城島HP:https://www.j-cam.jp/

(山本えり)

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