回転寿司プラットフォーム・ジャパンと東北・関東・東海・関西・北陸で人気のグルメ回転寿司企業6社は、「プロジェクトＨ実行委員会」を立ち上げ、中国の禁輸で行き場を失ったホタテを救う共同キャンペーンを11月6日(月)～23日(木)で実施する。

回転寿司業界でこういった共同キャンペーンを行うのは初の出来事。ライバル同士が協力することで大きな力が生まれるだけではなく、新たな回転寿司の楽しみ方を提案することが可能になった。

競合6社による共同プロジェクト発足

中国が日本からの輸入を禁止したことを背景に、国産ホタテが今、行き場を失っている。

この現状に危機感を募らせた全国各地のグルメ回転寿司企業は、問題解決のために競合6社による共同プロジェクト「プロジェクトＨ(HOTATE)～絆で救おう！日本のホタテ～」を立ち上げることにした。

ホタテ生産者と回転寿司企業との絆、回転寿司企業同士が手に手を取り合った絆、回転寿司店と利用客の絆、ホタテ生産者とホタテを応援する人との絆。あらゆる絆によって危機を乗り越えることを目的としたプロジェクトだ。

参加企業は、千葉県「すし銚子丸」、石川県「金沢まいもん寿司」、大阪府「にぎり長次郎」、愛知県「魚魚丸」、岩手県「清次郎」、群馬県「いちもん」の6社(5グループ)。

メイン商品は「絆のホタテ五貫盛り」

今回のプロジェクトでは、「食べて応援したくなる」「いくらでも食べたくなる」「ホタテの魅力を堪能できる」というコンセプトをもとに、各企業(5グループ)が独自に開発したをホタテ寿司の自信作を持ち寄り、試食や議論を重ねながらメニューを開発した。

共同キャンペーンでは、全国209店舗の回転寿司で、「絆のホタテ五貫盛り」をメイン商品としてホタテを強化販売する。

「絆のホタテ五貫盛り」は、各企業が拠点を置く地域の郷土色が色濃く反映されたオリジナルの創作寿司だ。

「絆のホタテ五貫盛り」で味わえる“ホタテのなめろう握り”は、「すし銚子丸」が開発。千葉県の郷土料理である「なめろう」をホタテで再現しており、たたいたホタテの食感と味噌の風味が絶妙な味わいを醸し出す。

「金沢まいもん寿司」が開発した“ホタテ蟹共和えのせ”は、紅ズワイガニの濃厚な味わいとホタテのほんのりとした甘さが絶妙にマッチング。金沢らしく金箔をトッピングした。

「にぎり長次郎」は、大阪のソウルフードであるたこ焼きをホタテ寿司で表現した意欲作“ホタテのたこ焼き寿司”を開発。炙ったホタテにソースとマヨネーズを掛け、紅しょうが、揚げ玉、青のりをトッピングした。

「魚魚丸」は、“ホタテの奥三河赤味噌仕立て”を開発。愛知県民に欠かせない赤味噌とホタテを組み合わせ、くるみと木の芽ですっきりとした味わいを演出している。

「清次郎」は、“三陸めかぶのホタテ軍艦”を開発。全国収穫量の7割を占める三陸産のめかぶをふんだんに盛り付け、刻んだホタテをかき醤油とうに昆布で味付けしている。

ご当地性を全面に打ち出すことができるグルメ回転寿司の底力が結集した自信作を味わい、それぞれの地方に思いを馳せてみては。

「すし銚子丸」URL：https://www.choushimaru.co.jp/
「金沢まいもん寿司」URL：https://www.maimon-susi.com
「にぎり長次郎」URL：https://www.chojiro.jp/
「魚魚丸」URL：https://www.comline.co.jp/totomaru/
「清次郎」URL：http://tasei.jp/
「いちもん」URL：https://www.ichimon.com

(Higuchi)