中村学園大学 栄養科学部フード･マネジメント学科4年の平田匠さん(22才)が考案した「生おから100％ケーキ」が、11月4日(土)に同大学の学園祭にて発売される。

学生への試食提供350食を実施

“無農薬や体に良い商品を開発し、世の中に広めたい！”という夢を持つ平田さんは、「おから」が栄養価が高くヘルシーな食材であるのに廃棄量が多いことから、おからを使ったスイーツの研究を始めた。

平田さんの考えに賛同したゼミの仲間、湯通堂雅恵さん、篠原来瞳さんとともに、卒業論文のテーマを「身体と環境の健康」とし、スイーツの開発・販売を目標に活動している。

「生おから100％ケーキ」は、90回以上の試作を重ね、学生への試食提供350食を実施、アンケートで意見調査を行った。

文理融合型の学科

平田さんが在籍する栄養科学部フード･マネジメント学科は、食ビジネスで活躍できる人材を育成するため、栄養学･食品学の学びと経営･商学の学びを実践する文理融合型の学科だ。

食にも起業にも興味を持つ平田さんは、大学での学びを活かし1年次に起業、2年次にはダブルスクールで調理師免許を取得。社会貢献を実現でき、栄養面でも価値の高い食品の販売事業を目指す。学内の「SDGs活動奨励金制度」にも採択され、第一歩として学園祭での販売を実施する。卒業後の事業化に向け、まずは学園祭での販売と卒論での研究成果の発表を通し、自身の活動を深めていく予定だという。

売り切れ次第終了！

「生おから100％ケーキ」は、小麦粉、米粉、乳製品、添加物、白砂糖、人工甘味料は使用せず、生おからのほか厳選したこめ油、ココナッツシュガー、天然塩を使用している。アレルギーの人や、添加物や糖質が気になる人にも食べてもらえる、付加価値を付けた商品開発が実現した。

販売日時は、11月4日(土)10:00～17:00。売り切れ次第終了となる。また、学園祭・NAKAMURAファーマーズマーケットが同日開催される。

同商品の種類は、プレーン・レーズン・うま塩の3種。1カット各150円(税別)にて販売される。販売場所は、中村学園大学グラウンドにて。

フードロス削減にも貢献する「生おから100％ケーキ」を、この機会にチェックしてみては。

■中村学園大学
住所：福岡県福岡市城南区別府5-7-1

URL：https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000132043.html

(江崎貴子)