箱根DMOは、旅マエ・旅ナカの情報発信とスムーズな周遊を促進する「箱根町観光デジタルマップ」を11月6日(月)にプレリリースし、12月11日(月)にリリースする。
首都圏に近く名所や温泉もある観光地
箱根町は、首都圏から1時間強で訪れることができる観光地であり、箱根神社・箱根関所などの歴史史跡、風光明媚な芦ノ湖、17の温泉が集まる温泉リゾートとして、年間約2000万人の来訪がある。
現在、観光需要の回復やインバウンド需要の増加もあり、交通渋滞、公共交通の混雑、飲食店での行列など、休祭日を中心に渋滞・混雑が課題となっている。箱根DMOは、このような課題を解決するため、需要の分散・平準化を図るデジタル技術を活用した「箱根町観光デジタルマップ」をプレリリースした。
状況を可視化しスムーズな周遊をサポート
同マップは交通や店舗の混雑状況を可視化し、スムーズな周遊をサポートする。「基本情報」として飲食・観光・買い物スポット、アクティビティやガイドツアー、「おすすめ情報」としておすすめスポットや周遊ルート、お得クーポン、「交通・移動関連情報」として公共交通機関の交通情報、渋滞予測情報、駐車場混雑状況(満車・空車情報)を提供。ブラウザ版で発信されるので、自由にマップをタップして利用できる。日・英・韓・簡・繁の多言語にも対応している。
プレリリースでは飲食店、おすすめルート、駐車場・タクシー待ち場混雑状況など、12月に渋滞情報、交通情報、クーポンなど全機能がリリースされる。
交通機関の渋滞や駐車場の混雑状況を提供
同マップの主要な機能は“交通機関の状況や渋滞情報の可視化”。箱根には箱根登山バス・伊豆箱根バス(19路線)、登山電車、ロープウェイなど、充実の交通網がある。同マップ上では、路線バスなどの交通情報、強羅駅・箱根湯本駅のタクシー乗り場での待ち人数のデータを集約・発信。スマートフォンやPCで混雑状況が確認できるため、最適な交通手段の選択や、渋滞を避けて時間を有効活用した観光周遊が可能となる。
また、箱根山内の道路状況をリアルタイムに見るために、AIカメラを設置し、交通量予測モデルを開発して渋滞予測情報をデジタルマップ上に表示。箱根山内の16カ所の駐車場混雑状況をデータ取得し、混雑情報を表示することで車利用の観光をサポートする。
飲食店や周遊ルートなどの情報も
箱根山内の飲食店について、営業時間などの情報発信に加えて、一部の店舗ではAirWAITを搭載し、混雑状況を表示。オンライン予約も可能。時間を有効に使うことが可能になり、その時間を更なる観光や買い物、体験に活用することができる。
また、観光テーマや周遊地域を中心としたおすすめルートの紹介だけでなく、タイムシフト観光(早朝・夜間)ルートの提案や、交通手段を考慮し渋滞情報を加味したルートの提案などにより、スムーズな箱根観光をサポートする。
さらに、デジタルマップ上では、飲食店や日帰り温浴施設など観光施設のお得なクーポンサービスも案内。交通機関、店舗、道路の混雑のリアルタイムの状況を踏まえたうえで、最適な場所のクーポンを表示する。
「箱根観光デジタルマップ」を利用して、効率的に箱根を満喫してみては。
箱根観光デジタルマップ:https://map-hakone.staynavi.direct/
(山本えり)