愛しょうが普及委員会は、ジンジャーシロップ「愛しょうが」を、11月10日(金)から、湖東三山館あいしょう、るーぶる愛知川ほかで発売している。価格は1,000円(税込)。
滋賀県愛荘町について
滋賀県の彦根市や東近江市などに隣接する愛荘町は、2006年に愛知川町と秦荘町が合併してできた湖東地域の人口2万人の町で、人口減少が続く地域が多い中、草津市や守山市と並んで人口が増加している地域だ。
東に伊吹山系、西に比叡山脈をのぞむ平地の4割は田畑で、目立った観光資源はないものの、代々受け継がれる土地や自然、歴史を守り続けたいという、住む人々の愛があふれる町である。
古くは北に北国街道、東西に東海道・中山道と交易の要であった近江地域、現在の滋賀県には、さまざまな作物が持ち込まれ、近江の伝統野菜になった。
地域おこしの一環として企画された「愛しょうが」
その中でも、江戸時代より愛荘町竹原で生産されていたとの記録がある小しょうがは、明治から昭和初期にかけては、愛荘町の名産品であったといわれている。
しかし、現在ではしょうがの生産者はごくわずか。かつてのようにしょうがが愛荘町の名産品として多く生産されることを願って、商品化されたのが「愛しょうが」だ。
種しょうがをアップサイクル
「愛しょうが」は、愛荘町産のしょうが、それも従来は使い道がなかった、春に植え付けした種の部分の種しょうがを生産者から購入してアップサイクルしている。
生産者にとっては使い道がなかった作物が換金できること、販売者としては通常のしょうがよりも安く仕入れることができ、手軽に買える価格で商品化できることから、三方良しの商品となっている。
また、こだわりの味付けには、滋賀県産のはちみつのほか、滋賀県で古くから生産されているアケビ科の果実「むべ」を加えることで深みを出している。
おすすめの味わい方
シロップ1に対して、炭酸水、水、お湯など3で薄めると、しょうがの辛味でピリッとスパイシーなドリンクに仕上がる。
しょうがは体を温めるジンゲロールが多く含まれていることから、お湯で割って冬の季節の飲み物として味わうのもおすすめ。また、ジンジャーハイボールなど、お酒で割って飲むのも一興だ。
愛しょうが普及委員会について
愛しょうが普及委員会は、地域おこし協力隊として、4月に愛荘町に移住した磯部美季氏が委員長となり立ち上げた。
「愛しょうが」の名称は、食品、飲料などの複数のカテゴリーで商標を出願中で、愛荘町産のしょうがそのもの、または愛荘町産のしょうがを加工した食品、飲料について、事前に愛しょうが普及委員会に連絡することにより、だれにでも使用が許可される。
愛荘町産のしょうがを使用した多くの商品化を実現し、それにより、愛荘町の知名度が上がること、また、愛荘町産のしょうがの生産量が増えることを目的としている。
いろんな味わい方が楽しめるジンジャーシロップ「愛しょうが」をチェックしてみては。
■湖東三山館あいしょう
住所:滋賀県愛知郡愛荘町松尾寺1395番地1
■るーぶる愛知川
住所:滋賀県愛知郡愛荘町市895-3
(yukari)