リサーチ・アンド・イノベーションは、運営するレシートがお金にかわるアプリ「CODE(コード)」で収集した購買データとアンケートをもとに、2023年クリスマスの食卓の予定を調査した。
クリスマスの食卓風景に迫る
今年もクリスマスが近づいてきた。クリスマスの楽しみといえば家族や恋人、友人達と囲む食事もその1つなのでは。
そんな日本のクリスマスの食事としてまず思い浮かぶのがケーキとチキンだが、世の中の人は今年のクリスマスに何を食べるのだろうか?同社は、購買データとアンケートから2023年のクリスマスの食卓風景に迫った。
クリスマス当日にはお寿司が売れる!
クリスマス当日にスーパーで買われているお惣菜とは?昨年までのクリスマスにどんな料理が食卓に並んでいたのかを知る手がかりとして、クリスマス当日の購買データを検証した。
上記のグラフは、直近3年間のクリスマス当日に、全国のスーパーで購入されたお惣菜のカテゴリー別の構成比。これを見ると、スーパーでクリスマス当日に最も購入されたお惣菜はお寿司で、次いでフライドチキンなどの揚げ物、ローストチキンなどの焼き物と続く。
チキンは専門店やコンビニなど、スーパー以外で購入することも多いので、全体としてお寿司が最も食べられていた訳ではないが、スーパーのお惣菜だけ見ると、揚げ物や焼き物以上にお寿司が購入されていた。
続いて、昨年の12月全体とクリスマス当日でカテゴリー構成比を比較。これを見ると、お寿司は12月全体に比べてクリスマス当日は2.5pts高い結果になった。つまり、お寿司は他の惣菜に比べてクリスマス当日に多く購入されている。
他にも、焼き物は12月全体に比べて+7.7ptsと、特にクリスマス当日に多く買われている。焼き物の内訳を見ると、クリスマスはローストチキンが多く、スーパーではフライドチキンに比べ、ローストチキンが多く購入されている。
今年のクリスマスは何食べる?
今年のクリスマスに何を食べるのか、子どものいる女性を対象に行ったアンケートの結果を紹介する。
上記のグラフは、今年のクリスマスに食べる予定の料理TOP10。TOP1・2は予想通りケーキとフライドチキンで、ケーキは9割を超えているうえ、2位のフライドチキンも約7割と非常に高く、5位にもローストチキンがランクインしている。
ケーキとチキンに次いで割合が高かったのがピザ。今回のアンケートでも4割を超えており、ピザがクリスマスの風物詩となっているようだ。
スーパーでクリスマス当日によく売れていたお寿司は、全体で見ると約2割にとどまっている。スーパーのお寿司は予約なしでも買えるため、クリスマスのメニューの穴場かもしれない。そこで、2022年のクリスマスを参考に、クリスマスの土日とクリスマス前の土日(12月)のスーパーのお寿司の購入時間も比較。
その結果、クリスマスの当日は、普段よりも購入時間帯が早いことがわかる。普段は夕方以降の購入者が多いが、クリスマスは13時~16時台に購入する人が多い。家族や自分が好きなお寿司を選びたい場合は、遅くとも17時前には購入したい。
CODEとは
「CODE」は、買い物のレシートと購入商品のバーコードをスキャンすることで、各種提携ポイントに交換可能なポイントがもらえるスマートフォンアプリ。ポイントは提携サービス経由で現金にかえることも可能だ。
消費者が楽しんで利用した結果、ポイントにも家計簿にもなる一石二鳥のアプリとなっている。
登録された消費者の買い物に関するビッグデータやアンケートなどは、企業がマーケティングに活用し、その一部を報酬として消費者に還元している。
また、「CODE」アプリで取得した購買ならびに口コミなどのビッグデータを閲覧・分析・活用できる “消費者と企業を購買データでつなぐツール「買いログView」” にて、企業向けに提供している。
今回の調査結果を参考に今年のクリスマスを楽しんでみては。
CODE:https://code.r-n-i.jp/
買いログView:https://r-n-i.jp/service/code/kailog-view/
(さえきそうすけ)