ローカルツーリズムは、宗像大島発の離島化粧品ブランド「MOIRAI ORGANICS」を創設。宗像地域の投資家から成る地域ファンドによる支援によって、福岡県宗像市大島に生育する植物を原材料としたオリジナルハンドクリームの開発を進めている。
それに伴い、「MOIRAI ORGANICS」の第1弾商品である「MOIRAI ORGANICS ハンドクリーム」を、12月19日(火)午前9時からクラウドファンディングサービス「Makuake」に出品。プロジェクトの終了日は2024年1月18日(木)。集まったお金は、製品開発費・サイト作成費などに利用するとのことだ。
離島化粧品ブランド「MOIRAI ORGANICS」
「MOIRAI ORGANICS」の“MOIRAI”は、ギリシア神話における運命の三女神のことで、宗像大社に祀られている「宗像三女神」(田心姫神、湍津姫神、市杵島姫神)にかけている。
ブランドコンセプトは「Baby Kisses & Elegant Care」であり、赤ちゃんが舐めても大丈夫な品質のものしか作らないことを信条としている。
「MOIRAI ORGANICS」の売上の一部は、地域ファンド(宗像大島創生)を通じて地域に配当として分配され、地域にお金が循環する仕組みを通じて地域創生に繋げる。
第1弾商品「MOIRAI ORGANICS ハンドクリーム」
「MOIRAI ORGANICS ハンドクリーム」は、宗像大島の暖竹(だんちく)を配合した天然素材100%のハンドクリーム。
乳化プロセスにおいて独自の製法を利用することで化学物質を利用せず天然100%のハンドクリームを実現した。
浸透性が高いのにベトつかないため、利用後もスマホの操作が可能。また、甘夏のほんのりとした香りが楽しめ、リラックス効果もあるのだそう。
同製品は、現在開発中で、2024年1月ごろに完成予定。2024年2月にはMakuakeでの支援者に発送する予定だ。内容量は50グラムで価格は2,380円(税込)を予定している。
ハンドクリーム開発のきっかけ
「地域循環経済圏の拡充」をビジョンに掲げて地域投資を行うローカルツーリズムは、これまでも宗像大島の害獣であるイノシシを使用した犬向けの高級おやつを販売するなど、地域課題解決と地産商品開発を組み合わせた事業によって、宗像大島の新たなビジネス創出に取り組んできた。
これを全国さらには海外にも広げていく上で、より質の高いプロダクトを検討していたところ、菌の繁殖を防ぐために楡ずしを巻くために使われる暖竹が、ハンドクリームの成分として有効であることが分かり、暖竹を利用した化粧品を作ること決定したという。
暖竹は、暖地の海岸などで育つイネ科の多年草で、名前の通り竹のような見た目が特徴。宗像大島には多くの暖竹が群生しており、以前から地域住民の人々が駆除等に困っていたようだ。
宗像大島生まれ、天然素材100%のハンドクリームをチェックしてみては。
Makuake:https://www.makuake.com/
プロジェクト名:赤ちゃんにもやさしい!離島から届ける100%天然素材の肌に優しいハンドクリーム
(Higuchi)