車山高原の車山神社で、2024年1月1日(月・祝)に、「歳旦祭(さいたんさい)」の神事にて「雪中禊(みそぎ)」が行われる。また、冬季限定の「透明御朱印」が授与される。
車山神社について
車山神社は、長野県茅野市の車山高原、標高1925mに鎮座する天空の神社だ。
車山神社が鎮座する標高1925mの車山山頂からは、八ヶ岳、北・中央・南の各アルプス、浅間山、美ヶ原、富士山などが見渡せる360度の大パノラマが広がっている。日の出を眺めることができる「サンライズ雲海リフト」を利用して、山頂へ登ることができる。
また、春から秋にかけて高原一帯は季節の花々に彩られ、年間を通じて約600種ともいわれる高山植物が咲き誇る。冬季は極寒-15℃にもなり、ウィンタースポーツなどで盛り上がる場所となっている。
「雪中禊」について
「雪中禊」は、宮司自ら境内より汲み上げた清雪を、その年に選ばれし神男(かみおとこ)が自ら身体に浴び、心身を清める禊の儀式だ。清雪を納めた神男は、その年の1年間は繁栄するとされている。
古来より日本では「禊」は精神文化の1つとされ、「身の汚れや穢れをはらうために、雪や水を浴びて体を洗い清める」という信仰がある。
雪は溶けたら水となり、あらゆる万物の命の源水とされ、また年の初めに汲み上げられた雪はとても神聖なものとされている。
また、「歳旦祭」とは、初日の出の時刻、7:00に新しい年を迎えたことへの感謝を捧げ、世の平和を祈念する年初めに行われる神事で、「雪中禊」は「歳旦祭」の神事にて行われる。
冬季限定「透明御朱印」を授与
2024年1月1日(月・祝)~4月30日(火)の期間、スカイパークスキー場のスカイプラザ施設にあるインフォメーション窓口にて、冬季限定の「透明御朱印」が授与される。
「透明御朱印」は、スキーを楽しむ人も手に取りやすい防水対策にもなる透明なプラスチック素材で、日本最古の漫画と言われる『鳥獣戯画(ちょうじゅうぎが)』に描かれている動物をモチーフとした御朱印となっている。
『鳥獣戯画』は平安時代に制作された、京都の高山寺に貯蔵してある国宝の戯画絵巻だ。当時の人々の暮らしが動物に擬人化して描かれており、現代を生きる人々の生活にも根付いている文化がたくさんあるという。
この『鳥獣戯画』に描かれているような、豊かな暮らしの営みが平和に末長く紡がれていくことを願い、「透明御朱印」が製作された。
「歳旦祭」概要
「歳旦祭」の実施時間は7:00~7:40。
時間は日の出の時刻により多少前後する可能性がある。参列料は無料だ。
車山神社へのアクセス方法や、
タイムスケジュールの詳細は、車山神社のホームページで確認を。
1年に1度しかない、初日の出を車山神社で迎えてみては。
■車山神社
住所:長野県茅野市北山3413
URL:https://kurumayamajinja.jp/
(yukari)