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【宮城県仙台市】街の発酵屋さんが駅ナカに。発酵クラフト飲料と酒類の醸造所がOPEN!

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勝花藏(しょうかぐら)は、2024年春に仙台駅1階で発酵クラフト飲料と酒類の醸造所、SENDAI STATION BREWERY Fermenteria(仙台駅ブルワリー ファーメンテリア)を開業する。

SENDAI STATION BREWERY Fermenteriaは、コロナ禍を経ての3年間の構想と準備を経て、仙台駅をより活性化する新しい名所としての役割を担うことを目指している。

街の発酵屋さんを目指す


SENDAI STATION BREWERY Fermenteriaのブランドの名である『Fermenteria(ファーメンテリア)』は、“Fermentation”(発酵)という単語に、店を意味するラテン語系の語尾“-eria”を組み合わせた造語。この名前は、「発酵を行う場所」という意味を持ち、生物学的な奇跡と人の感性が織りなす発酵のアートを通じて、地域コミュニティに根差した「街の発酵屋さん」になりたいという願いを込めている。

「出来立ての酒」の美味しさを提供


酒造りが商業化していき、制度的に人々の生活から酒造りが切り離され、一部の特権的免許を持った組織しか造れなくなった現代で、タンクから出たばかりの本当の出来立てというものは、もはや蔵の人間しか味わえない幻になった。同所では、そんな希少化した「出来立て」という酒の大きな価値、魅力にスポットライトを当て提供する。

ビールの本場ドイツでは「美味しいビールが飲めるのは、醸造所の煙突が見える範囲」「ビールに旅をさせるな」と言う格言があり、街中で醸造と提供を同じ場所で行っているブルワリーパブは、まさにその「出来立ての酒」の美味しさを提供するためにある。

米が酒になっていく様子を見ることができる

同所は、設計面では通常とは逆の発想、工場設計の酒蔵を縮小するのではなく、自家醸造を拡張するというアプローチを取った。

設計のベースは勝花藏代表取締役・伊澤優花氏が開発し海外向けに販売している世界初の本格的な日本酒自家醸造キットMiCURAで、同所では30個の透明タンクが壁一面にずらっと並ぶデザインになっている。訪れたユーザーには、仕込まれたばかりの「こめこめ」した状態のものから、「ぷくぷく」中のもの、そして完成形のものまで、米が酒になっていく様子を間近で見ることができる。

造り手・伝え手・飲み手全員の顔が見える

同所で醸された酒は、テイクアウトで直接消費者に販売するほか、醸造所を囲む飲食店にも卸す。各店舗アレンジした商品を提供してもらうことで、酒の造り手だけでなく、提供者による付加価値創出機会を設け、「そこで造られ、付加価値を得て、そこで消費される」という造り手・伝え手・飲み手全員の顔が見える、原始的だが一周回って新しい経済循環をこの令和の世に展開したいと思っているそうだ。

米が酒になっていく過程が見える透明タンクの採用や、毎日出来立てが提供されるという、仙台駅という立地を生かしたユニークな体験を提供することで、東北の玄関口として国内外からの訪問者誘致、ひいては仙台のよりいっそうの活性化に貢献したいとの想いを込め開業する、SENDAI STATION BREWERY Fermenteriaを訪れてみては。

■SENDAI STATION BREWERY Fermenteria
住所:宮城県仙台市青葉区中央1丁目1−1 仙台駅1階
公式Instagram:https://www.instagram.com/sakebabysendai/
公式X(旧Twitter):https://twitter.com/SakeBabySendai

※画像は完成イメージ図

(角谷良平)

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