弘文堂は、山崎聡一郎氏・著『こども六法 第2版』を、3月7日(木)に刊行する。
2019年の初版刊行時に大きな反響を呼び、ロングセラーとなった『こども六法』。刊行から4年半を経て、子どもにも関わる重要な法改正が行われたこと、また「こども基本法」が施行されたことから、それらの解説が追加されてリニューアルする。
大きな反響を呼んだ『こども六法』
『こども六法』とは、子どもの生活に関わりの深い法律をイラスト付きで解説した、子どもたちのための法律書。同書は、子どもが自分の権利を知り、自分の身を守ることができるよう、社会のルールを楽しくわかりやすく学べる一冊だ。
“当時の自分に法律の知識があれば、自分で自分の身を守れたかもしれない”、小学生時代にいじめを受けた経験を持つ著者が立ち上げた「こども六法プロジェクト」。いじめが犯罪行為であることを子どもたちに知ってほしい、という願いのもと、クラウドファンディングでの支援を受け、2019年に『こども六法』を刊行。
その直後から「学校にこの本を置いてほしい」「大人も読むべき」など賛同の声が広がり、各メディアでも大きな反響を呼んだ。
こども基本法の解説を新たに追加
『こども六法 第2版』1,650円(税込)では、初版に収録された憲法・民法・刑法・民事訴訟法・刑事訴訟法・少年法・いじめ防止対策推進法の7法に加え、新たに「こども基本法」の章を追加。すべての子どもが幸せに暮らせる社会を子どもと一緒につくるために、大切なことがまとめられている。
また、「刑法」「刑事訴訟法」の章については、拘禁刑の新設、不同意わいせつ罪・不同意性交等罪への改正、面会要求等罪の新設、公訴時効期間の延長が反映された。
子どもを取り巻く社会状況が日々変化していく中で、子どもも大人も、みんなで法律を学べる1冊。この機会に、『こども六法 第2版』を手に取ってみては。
こども六法 第2版:https://www.koubundou.co.jp/book/b10045021.html
(江崎貴子)