ON THE TRIPは、長野県松本市と共同で、松本城公式オーディオガイド「松本城とまちあるき」をリリースした。
ON THE TRIPについて
ON THE TRIPは、まちの歴史、その土地が持つ物語について丹念に取材を行い、まるで映画や小説のように人の心を動かす作品のようなオーディオガイドを制作している。ガイドを聴くことにより、訪れた場所への理解が深まり、旅の体験がふくらむ。
ON THE TRIPのオーディオガイドアプリでは、地図にマッピングされたスポットを音声ガイドを聴きながらめぐることができる。日本語のほか、英語、中国語にも対応している。
GPSとの連動でナレーションが自動で流れる
「松本城とまちあるき」のガイドは、「松本城」と「城下町」の二つの要素から構成されており、松本城とその周辺の12か所のスポットを音声解説で楽しむことができる。GPSと連動しており、各スポットを訪れると、収録したナレーションが自動で流れる仕組みになっている。
オーディオガイドの一番上の項目は「松本城」。入城を待つ間、もしくは城を歩きながら聞くのがおすすめだ。松本城のあとは城下町を訪れ、ガイドを聞きながらまち歩きを楽しもう。
「待つ」に身を委ねて
「待つ事久しくして本懐を遂ぐ」そんな言葉が松本には伝わっている。「長い間待ち続けた願いがついに叶うこと」を意味し、一説では「松本」という地名の由来だと言われている。
北アルプスを背景に立つ漆黒の城、松本城。実は解明されていないことも多く、謎がたくさん残っているという。人々を惹きつけるこの城は、どのように造られ、400年以上の時を経てなお、この姿を残すことができたのだろうか。
「松本城とまちあるき」には、松本城の謎について考えるための問いがちりばめられている。検索すればすぐ正解にたどり着ける時代。しかし、すぐ判断を下さず、問いを胸に、考えて「待つ」ことをしてみよう。その時間に身を委ねることが、松本を深く知ることになるかもしれない。
じっくりと松本城の歴史と向き合ったら、城下町のまちあるきに出かけよう。
かつて松本城を守る四重目の堀のような役割を持っていた「縄手通り」、
塩を運んできた牛をつないだという逸話を持つ「牛つなぎ石」など、知らなければ通り過ぎてしまうかもしれないスポットも紹介している。
そこにある物語、文化、歴史を知ることで、まちの見え方が大きく変わる。オーディオガイドでは、見え方が変わる体験をすることができる。
松本城をさらに楽しむためのMAPや動画も
そのほか、「松本城とまちあるき」の制作に加えて、かつての松本城の大きさがわかる古地図を掲載したMAPを観光案内所などで配布している。また、松本城の入り口付近では、ガイドを紹介する動画が流れている。
「松本城とまちあるき」を聞きながら、松本城や城下町の散策を楽しんでみては。
松本城とまちあるき:https://on-the-trip.net/spots/581?locale=ja
(yukari)