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【東京都】西東京市が所得制限や子どもの人数制限を設けず、市立小・中学校の給食費を完全無償化

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東京都西東京市では、2月16日(金)に令和6年施政方針を市議会に送付。施政方針には、東京都多摩地域における先駆的な取り組みとして、市立小・中学校の給食費を令和6年4月より完全無償化とする方針を盛り込んだ。

無償化の対象は市立小学校18校・市立中学校9校

子どもの成長にとって「食」は大きな役割を果たすことから、物価高騰などによる対応とせず、所得制限や子どもの人数制限も設けずに給食費を完全無償化とする今回の取り組み。

市立小・中学校で提供する学校給食の食材購入に係る経費を公費で負担する。対象となるのは、市立小学校18校・市立中学校9校。人数は、小学校が約9,100人・中学校が約3,800人だ。

「子育て・子育ち」をサポートする取り組みに注力


西東京市では、これまでも「子育て・子育ち」をサポートするさまざまな取り組みを実施している。

子どもの医療費は、未就学児については所得制限なしの無償化を継続。令和5年度からは、小学生~18歳に拡大し、所得制限なし、通院1回につき200円の負担とした市独自の取り組みも実施している。

さらに、子ども相談ができる窓口として、従来の電話相談窓口「ほっとルーム」のほか、無料通信アプリLINEでの子ども相談窓口を開設。子どもが躊躇(ちゅうちょ)することなく相談しやすい環境を整えている。

子育て応援アプリなどで保護者をサポート

また、妊娠期から保護者をサポートする取り組みも行っている。

西東京市子育て応援アプリ「いこいこ」は、多くの妊産婦が利用するアプリで、妊娠・出産に関すること、予防接種スケジュール、医療機関、子育て支援事業まで多くの情報を検索可能。子どもの成長記録を登録することもでき、妊娠期から子育て、イベントに関する情報の案内板としても活用されている。また、外国人国籍の人も増えていることから、多言語表記も可能だ。

さらに、「地域子育て支援センター」を公設公営保育園5カ所に設置し、保育士、栄養士、看護師が未就学児を持つ保護者の子育てに関する不安や悩みを一緒にサポートする。

夜間の学習施設として利用できる児童館も

特色豊かな児童館は、市内には、幼児から小・中学生が遊び場として利用できる9館と、中高生がより活用しやすいようにスポーツや音楽に特化した2館の計11館があり、18歳まで無料で利用可能。

そのうち5館は、夜間の学習施設としても利用でき、中高生が安心して学ぶ場所を設けている。

西東京市は、引き続き「次世代への責任ある選択」を基軸に、子どもがど真ん中の「住んで良かった 住み続けたいまち」を目指した市政運営を進めていくという。今後の展開にも注目だ。

西東京市:https://www.city.nishitokyo.lg.jp/

(ソルトピーチ)

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