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Ayが伊勢崎銘仙の柄を最新技術で表現した「あいのぬの」によるコレクション発売

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群⾺県前橋市に本社を置くAyが展開するカルチャーブランド「Ay(アイ)」は、新開発したオリジナルテキスタイル「あいのぬの」を使用したアパレル「2024spring/summerコレクション」の予約受付を開始した。

3⽉6⽇(⽔)〜12⽇(⽕)には、東京・⽇本橋三越4階にて期間限定ショップを出店している。

伝統的な織物を最新技術で蘇らせる

「Ay」は、“文化を織りなおす”をミッションに、紡がれた⽂化に向き合い、現代の価値に再編集し発信するカルチャーブランド。かつて殖産産業の中⼼であった群⾺県を拠点に、国内⽣産・ECO素材・天然繊維によるものづくりに取り組み、全国や世界へローカルカルチャーを届けている。


⾊鮮やかで遊び⼼あふれる着物「伊勢崎銘仙」は群⾺県伊勢崎市の伝統⼯芸だったが、半世紀前に衰退し、後継者もおらず作り⼿がいない状況となった。


同社代表取締役の村上采さんは、郷⾥の⽂化が失われつつある現状に哀しみを覚え、銘仙のアップサイクルを通じて新たな⾐服に⽣まれ変わらせるブランド「Ay」をスタートした。

しかし、残念ながら銘仙の⽣産は困難となり、いずれは使えるものがなくなる危機に陥っている。そこで、銘仙の柄からインスピレーションを得て、現代技術で開発したオリジナルテキスタイル「あいのぬの」シリーズを、「2024spring/summerコレクション」で発表した。


「あいのぬの」は銘仙そのものではなく、「Ay」の解釈とデザインによるものだが、銘仙の特徴的な柄を保ちながら新たな表現を試みている。これを「Ay」らしいデザインで⾐服に仕⽴てたワンピースやセパレート浴⾐などが登場した。

2024spring/summerコレクション


「夏は夜、ジャガードワンピース」は、群馬県桐生市のジャガード織を用いて、カットジャガードで立体的で上質な風合いを演出。大胆かつシックな柄が魅力的だ。くしゃっとした首周りには組紐を使い、夏まつりや花火大会で着たい一着に仕上げた。

TEXTILE「夏は夜」は、“昼間の賑やかさより少し大人びた、夏の夜。櫓(やぐら)を囲み、肘が触れる距離で、みんなで踊る、八木節。うちに秘めてきた熱気を知らない人と共有して熱気が櫓へ向かい炎が上がる…”そんな夏の夜を表現した。

TEXTILE「白夜」は、優しいベージュの空に浮かぶ、真っ白な雲、太陽の光を反射するピンク色の雲、そして太陽の赤い線といった、一晩中太陽は沈まない白夜を表している。


「浴衣風セットアップ」は、“お祭りを気兼ねなく楽しんでほしい”という思いから誕生。トップスと巻きスカートのセパレートなので、お祭りや花火大会で着崩れる心配がない。

TEXTILE「つぼみ」は、天然素材にインクジェットプリントを施し、銘仙柄そのものの色合いを表現している。


「朝焼けのグラデーションワンピース」は、大胆なグラデーション染めが魅力的な、麻素材の涼しげなサマーワンピース。首後ろには刺繍ボタンをつけ、ナチュラルで軽やかなスタイルに仕上げた。

TEXTILE「朝焼け」は、群馬県桐生市にある染め工場KIRISENによる「暈し染(ぼかし)」染め技術を用いて、上質な風合いを演出している。

日本橋三越の期間限定ポップアップストアでは、新作のほか、着物銘仙をアップサイクルした衣服・小物を販売。Ay代表の村上采さんが在廊し取り組みを伝える。

オンラインショップでは、24SSの予約を3⽉17⽇(⽇)まで受付中。同ポップアップストアが最後の試着の機会となるので、「あいのぬの」シリーズを体感してみては。

■Ay 期間限定ショップ in 日本橋三越本店
会期:3⽉6⽇(⽔)〜12⽇(⽕)
時間:10:00〜19:00 施設の営業時間に準ずる
会場:日本橋三越4階 呉服・和雑貨売場
住所:東京都中央区日本橋室町1-4-1 本館4階

Ay HP:https://www.ay.style
Ay オンラインショップ:https://shop.ay.style

(山本えり)

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