日本再生医療学会は3月23日(土)に、ホテル日光新潟において市民公開講座を開催する。
再生医療の「臨床研究」とはどういうことか
同学会は、「心―Compassion」をテーマとした「第23回日本再生医療学会総会(新潟)」の3日目に、「市民公開講座」を開催。
山中伸弥教授によるiPS細胞の樹立を契機に、「再生医療」「細胞治療」がメディアで注目を集め、国内で20製品が承認された。新しい医療を広く提供するには、「臨床研究」が必要だが、その実際や参加患者の思いは一般的にはあまり知られていない。
今回、先端の研究者による再生医療の現状紹介とともに、臨床研究参加者の声を新潟で共有する機会を設けた同学会は、未知の医療技術に触れ、市民とともに考えを深めたいと思っているという。
臨床研究に参加した患者さんへのインタビュアーも
当日は14:00から、日本再生医療学会理事・藤田医科大学教授 八代嘉美氏による開会の挨拶が行われる。
14:10からは、基調講演『再生医療のこれから』が行われる。演者は、日本再生医療学会理事長・慶應義塾大学教授の岡野栄之氏だ。
14:40からの質疑応答、14:50からの休憩の後、15:00からは『再生医療・臨床研究に参加するとは?』をテーマにインタビューが行われる。臨床研究に参加した患者さん3名が登壇し、八代嘉美氏がオーガナイザーを、千葉大学准教授の東島仁氏がインタビュアーを、日本再生医療学会理事・東海大学教授の佐藤正人氏がコメンテーターを務める。
その後、15:55~16:00に閉会挨拶が行われる。
参加は無料。誰でも参加できる
同講座の参加費は無料で、誰でも申込可能だ。日本再生医療学会は、再生医療をより身近な存在とする第一歩にしたいと考えているという。
なお、参加は事前登録制となっている。前日までに申込みフォームから登録しよう。3月8日(金)までにハガキで申し込みした人は、運営事務局から発送の「参加証」を当日持参しよう。
再生医療の「臨床研究」について関心がある人はチェックしてみては。
■第23回日本再生医療学会総会【市民公開講座】再生医療の「臨床研究」とはどういうことか――患者・社会とともに新しい医療を創る「思い」
開催日時:3月23日(土)14:00~16:00
開催場所:ホテル日航新潟 4F 朱鷺
住所:新潟県新潟市中央区万代島5番1号
参加費:無料
申込みフォーム:https://www.entry-sys.net/form/jsrm2024/jsrm2024_fm7_9/input.php
※事前登録制
※前日まで申込み可能
※学会総会に参加する人も、別途「市民公開講座」への申し込みが必要
(オガワユウコ)