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【茨城県旧下館市(筑西市)】板谷波山記念館や羽黒神社へ。下館の中心部を歩く

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茨城県旧下館市(筑西市)

日本中では目まぐるしく、日々いろんなイベントがひらかれている。「そんな日本には、どのような土地があるのだろう」と、写真家として活動している私(仁科勝介)は、“平成の大合併”時に残っていた、旧市町村をすべて巡る旅に出た。その数は2000を超える。

今回、地域や自治体、企業の取り組み、新商品などの情報を発信するニュースサイト「ストレートプレス」で、それらを紹介する機会をいただいたので、写真を添えて連載をスタートした。

「ストレートプレス」内に登場するローカルな市町村と、関係があるかもしれない。

今回は、茨城県旧下館市(筑西市)を写真とともに紹介する。

Vol.185/茨城県旧下館市(筑西市)

次にやってきたのは、旧下館市。筑西市の中心部でもあり、「下館」という地名も土地に馴染んでいるので、筑西市の中心駅は、筑西駅ではなく下館駅である。東西にはJR水戸線が通り、北には真岡鐵道、南には関東鉄道常総線が通っていて、鉄道の要衝でもある。

今回は板谷波山記念館、しもだて美術館、羽黒神社と訪れていった。最初に訪れた板谷波山記念館は、陶芸家板谷波山の博物館。明治後期から昭和中期にかけて活躍した陶芸家だ。博物館が生家にもなっていた。繊細な作品にはとても圧倒されたし、人物像の紹介から感じた、陶芸に熱い炎を燃やしている姿が好きだった。かっこいい大人だ。

板谷波山記念館へ

奥さんと時間をかけてつくった窯だという

市街地の雰囲気

羽黒神社へ

清々しい神社だった

その後、地域交流センターのアルテリオ内にある、しもだて美術館で展示を見て、近くの羽黒神社まで向かった。アルテリオは鏡張りの瀟洒な建物で、まちのシンボルマークを担っているようにも感じられる。そして、羽黒神社は緑に包まれた気配に変わって、心地良く参拝させてもらったのだった。

旧下館市では、まちの機能は中枢にギュッと集まっていながら、少し離れれば穏やかなまちなみ広がっている。場所によっては筑波山も見えるだろうけれど、建物で隠れているときは、一面が山に囲まれておらず、広々とした関東平野を感じる。空が広いということは、いつでも気持ちのいいことだ。

(仁科勝介)

写真家プロフィール

仁科勝介(Katsusuke Nishina にしなかつすけ)/かつお
写真家として活動。1996年、岡山県倉敷市生まれ。広島大学在学中に、日本の全1741の市町村を巡る。
『ふるさとの手帖』(KADOKAWA)、『環遊日本摩托車日記(翻訳|邱香凝氏)』(日出出版)をはじめ、2022年には『どこで暮らしても』(自費出版)を刊行。
旧市町村一周の旅『ふるさとの手帖』:https://katsuo247.jp
仁科勝介公式Twitter:https://twitter.com/katsuo247
仁科勝介公式Instagram:https://www.instagram.com/katsuo247/

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