京都伝統産業ミュージアムショップでは、源氏物語関連の工芸品を集めた販売イベント「京のかおり 源氏物語によせて」を、4月18日(木)~5月6日(月)の期間に開催。
また、展示商品の一部は、4月18日(木)~5月6日(月)の期間限定でオンラインショップMOCAD ONLINE SHOPでも販売する。
源氏物語関連の工芸品を集めた販売イベント
「京のかおり 源氏物語によせて」では、香りにまつわる品を中心に、有職小物、京菓子など、魅力的なアイテムが来場者を出迎える。
他にも、薫香、京漆器、かるた、京扇子、京七宝、京菓子、貝合わせ、有職小物、つづれ織小物、紙製品など、多彩な工芸品が集う。
蓋を引き出すと小窓が開き香りがほのかに漂う、松栄堂「花宴(はなのえん)御にほひ箱」¥11,000(税込)、
唯一無二の装飾を施した香炉である、紅村窯「土鋏香炉」¥165,000(税込)、
平安の趣を感じられる数点限りの逸品、堺町御門前 平七「三角ポーチ」¥16,500(税込)、
和三盆のお干菓子の詰め合わせ、若狭屋久茂「むらさき」¥1,000(税込)、
平安の時代に思いを馳せる、箱籐商店「貝合わせ」¥41,800(税込)など、魅力的なアイテムが揃う。
「光る君へ」でも注目の十二単を展示
会場では、特別に堺町御門前 平七の十二単が展示される。
色とりどりの生地に、大胆な文様。荘厳であり、雅やか。古くより公家や武家、また神職の人々が身につけてきた装束には、独特の風格がある。
最近では、紫式部と平安の世を描いたNHK大河ドラマ「光る君へ」でも目に触れる機会が増えているだろう。そうした装束を調進する店は、古くより京都に、またその多くが京都御所周辺に集まっているが、その老舗の一例が黒田装束店(堺町御門前 平七)だ。創業は江戸初期。京都御苑の堺町御門の真向かいに店を構えてから、伝承によると400年以上さまざまな装束の調進を行なってきたそう。
香りの世界に触れる展示
さらに、奥深い香りの世界に触れる展示も。
線香の製造工程ムービーや、実際に使われている道具や原材料の展示といったものづくりの紹介から、香りで綴る源氏物語五十四帖の美の世界「源氏かおり抄」の展示、常温で香るもの、直接火をつけるもの、専門的なものといった多彩なお香の展示など、薫香の奥深い世界を創業300年の香老舗・松栄堂が紹介する。
この機会に、「京のかおり 源氏物語によせて」へ足を運んでみては。
■京のかおり 源氏物語によせて
会場:京都伝統産業ミュージアムショップ
住所:京都府京都市左京区岡崎成勝寺町9-1 みやこめっせ B1F
会期:4月18日(木)~5月6日(月)
休館日:4月22日(月)
営業時間:10:00~18:00 ※⼊店は17:30まで
⼊場料:無料
MOCAD ONLINE SHOP:https://mocad-shop.com
(角谷良平)