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【茨城県旧水海道市(常総市)】懐かしい町並みと、水海道風土博物館坂野家住宅へ

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茨城県旧水海道市(常総市)

日本中では目まぐるしく、日々いろんなイベントがひらかれている。「そんな日本には、どのような土地があるのだろう」と、写真家として活動している私(仁科勝介)は、“平成の大合併”時に残っていた、旧市町村をすべて巡る旅に出た。その数は2000を超える。

今回、地域や自治体、企業の取り組み、新商品などの情報を発信するニュースサイト「ストレートプレス」で、それらを紹介する機会をいただいたので、写真を添えて連載をスタートした。

「ストレートプレス」内に登場するローカルな市町村と、関係があるかもしれない。

今回は、茨城県旧水海道市(常総市)を写真とともに紹介する。

Vol.193/茨城県旧水海道市(常総市)

旧水海道市にやってきた。2006年に旧石下町と合併し、市名も常総市になった。あとから土地を知ったぼくのような立場からすれば、「常総市」の方が聞き馴染みはあったけれど、「水海道」の歴史も長い。少なくとも数百年は土地に馴染んでいた地名だから。ちなみに最初は「みずかいどう」か「すいかいどう」と読んでしまったこともあるけれど、正解は「みつかいどう」だ。
今回は水海道駅周辺と、水海道風土博物館坂野家住宅へ訪れた。

水海道駅前

ベンチが懐かしい

コンビニの前でスイカが売られていた

郵便局と畑と

水海道風土博物館坂野家住宅へ

立派な建物だ

時代の流れを感じる

庭園であり、森のようだと思った

水海道駅周辺は、昔ながらの雰囲気がまだ残されており、駅前のベンチには「明治牛乳」と書かれた昭和を感じさせるものもあった。

それから水海道風土博物館坂野家住宅へ向かってみる。駐車場のスペースがとても広く、看板には大型車やロケバス車の表記もあり、ロケ地としても広く利用されているのだなあと。

住宅へ入っていく道中も、最初は庭園なのかと思ったけれど、あまりに規模が大きいので、森の中を歩いている心地になった。そして、坂野家住宅を見学してみる。やはり、これまでのロケの記録も展示されていて、大河やCMに映画、知っている作品も多く撮影されていた。

何より好きだったのは、住宅の周辺も普通の土であることだ。無理に新しい姿になっていないことで、そのまま時代の中にお邪魔させてもらっているような気持ちになる。確かにここに暮らしがあったのだなあと、土を踏む音を聞きながら思った。

(仁科勝介)

写真家プロフィール

仁科勝介(Katsusuke Nishina にしなかつすけ)/かつお
写真家として活動。1996年、岡山県倉敷市生まれ。広島大学在学中に、日本の全1741の市町村を巡る。
『ふるさとの手帖』(KADOKAWA)、『環遊日本摩托車日記(翻訳|邱香凝氏)』(日出出版)をはじめ、2022年には『どこで暮らしても』(自費出版)を刊行。
旧市町村一周の旅『ふるさとの手帖』:https://katsuo247.jp
仁科勝介公式Twitter:https://twitter.com/katsuo247
仁科勝介公式Instagram:https://www.instagram.com/katsuo247/

   

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