日本中では目まぐるしく、日々いろんなイベントがひらかれている。「そんな日本には、どのような土地があるのだろう」と、写真家として活動している私(仁科勝介)は、“平成の大合併”時に残っていた、旧市町村をすべて巡る旅に出た。その数は2000を超える。
今回、地域や自治体、企業の取り組み、新商品などの情報を発信するニュースサイト「ストレートプレス」で、それらを紹介する機会をいただいたので、写真を添えて連載をスタートした。
「ストレートプレス」内に登場するローカルな市町村と、関係があるかもしれない。
今回は、茨城県旧新利根町(稲敷市)を写真とともに紹介する。
Vol.198/茨城県旧新利根町(稲敷市)
法華一乗の大乗仏教を説いた最澄は、805年に天台宗をひらいたと言われている。そして、逢善道人がこの地に逢善(ほうぜん)寺を創建したのは828年。逢善は最澄の弟子とのことだが、インターネットでは詳しい文献を読めなかったので、どこまで正しいかはわからない。ただ、お寺に関していえば、二度の火災に遭ったのちに再建された1842年から現在まで、約180年の歴史を感じることができる。
(仁科勝介)
仁科勝介(Katsusuke Nishina にしなかつすけ)/かつお
写真家として活動。1996年、岡山県倉敷市生まれ。広島大学在学中に、日本の全1741の市町村を巡る。
『ふるさとの手帖』(KADOKAWA)、『環遊日本摩托車日記(翻訳|邱香凝氏)』(日出出版)をはじめ、2022年には『どこで暮らしても』(自費出版)を刊行。
旧市町村一周の旅『ふるさとの手帖』:https://katsuo247.jp
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