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老舗うなぎ料理店「観光荘」が、宇宙食用うなぎ蒲焼『スペースうなぎ』の一般販売開始

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創業70年の老舗うなぎ料理店「やなのうなぎ観光荘」を⻑野県松本市で営む観光荘は、日本初のうなぎの宇宙食化を目指して2023年に『スペースうなぎ(うなぎ蒲焼)』を開発し、JAXAの宇宙日本食認証を取得。同年、国際宇宙ステーション(ISS)への搭載を実現させた。

そしてこの度、うなぎの宇宙食を一般の人にも食べてもらえるよう、一般販売用『スペースうなぎ』として発売した。販売は、「やなのうなぎ観光荘」のオンラインストア、岡谷本店、松本店にて。

また、宇宙の店(店舗・オンライン)、宇宙物産館(オンライン)のほか、全国の科学館・博物館などで近日発売予定だ。

災害食としても便利な宇宙食用のうなぎ蒲焼

ISSに搭載された『スペースうなぎ(うなぎ蒲焼)』

『スペースうなぎ(うなぎ蒲焼)』は、宇宙空間でも宇宙飛行士の人たちにおいしいうなぎを食べてもらいたいという思いで開発した日本初の宇宙食用のうなぎ蒲焼。厳しい宇宙食製造の基準をクリアするため、HACCPの考え方を取り入れるなど衛生管理体制を徹底的に見直し、自社のうなぎ加工場をリニューアルして製造している。

原料には、愛知県豊橋市の養鰻事業者・夏目商店と観光荘が共同で開発した国産うなぎブランド「シルクうなぎ」を使用。宇宙空間でも食べやすいように、小豆島の宝食品にレトルト加工委託を行い、袋を開けてそのまま食べられる仕様になっている。


そしてこの度、うなぎの宇宙食を一般の人にも味わってもらえるよう、一般販売用『スペースうなぎ』として発売することとなった。

『スペースうなぎ』は、観光荘の店舗で提供しているうなぎ蒲焼と同様に蒸さずに香ばしく焼き上げ、甘めのタレで仕上げつつ、宇宙食として使用できるよう特殊な製法でレトルトパックにした。携帯に便利で長期保存も可能なため、アウトドアや備蓄用の災害食などにも活用できる。

宇宙へ行った『スペースうなぎ(うなぎ蒲焼)』

観光荘では、2019年から「UNA Galaxy Project」を立ち上げてうなぎの宇宙食の開発に乗り出し、地域の様々な事業者の協力のもと、2023年6月、JAXAの宇宙日本食認証を取得した。

そして同年、SpaceX Crew-7として国際宇宙ステーション(ISS)へと旅立ったJAXA古川聡宇宙飛行士のISS長期滞在ミッションにおいて、『スペースうなぎ(うなぎ蒲焼)』がISSに初めて搭載され、古川宇宙飛行士が実際に食べたという。

観光荘について


観光荘は、1954年創業。諏訪湖から流れる天竜川沿いで、簗(やな)と呼ばれる仕掛けで天然のうなぎをとっていたことから、「やなのうなぎ」として長く親しまれてきた。やな場が姿を消した現在では、全国から厳選して仕入れたうなぎの鮮度・色合い・風味を同店スタッフが確認し、さらに厳選して提供している。

備長炭を使用して蒸さずにじっくり炭火で焼き上げるうなぎは、余分な脂を落とし、外はカリッと、中はふわっとした食感が特徴。仕上げに漬ける、半世紀に渡って継ぎ足し続けた熟成甘タレは、同店自慢の味だ。

宇宙でも食べられたうなぎの宇宙食を味わってみては。

『スペースうなぎ』特設サイト:https://kankohso.co.jp/space-unagi/
やなのうなぎ観光荘 オンラインストア:https://store.kankohso.co.jp/

■やなのうなぎ観光荘
岡谷本店住所:長野県岡谷市川岸東5-18-14
松本店住所:長野県松本市渚2-2-5
営業時間:ランチ11:00~14:00(L.O.)/ディナー17:00~20:00(L.O.)
定休日:毎週木曜日(他休あり)
URL:https://kankohso.co.jp

※一般販売用『スペースうなぎ』は宇宙航空研究開発機構(JAXA)が認証した製法により製造しているが、同商品に関する一切の責任は観光荘に帰属する。実際の宇宙日本食とは中身は同じだが、パッケージ等に違いがある。

(Higuchi)

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