日本中では目まぐるしく、日々いろんなイベントがひらかれている。「そんな日本には、どのような土地があるのだろう」と、写真家として活動している私(仁科勝介)は、“平成の大合併”時に残っていた、旧市町村をすべて巡る旅に出た。その数は2000を超える。
今回、地域や自治体、企業の取り組み、新商品などの情報を発信するニュースサイト「ストレートプレス」で、それらを紹介する機会をいただいたので、写真を添えて連載をスタートした。
「ストレートプレス」内に登場するローカルな市町村と、関係があるかもしれない。
今回は、茨城県旧麻生町(行方市)を写真とともに紹介する。
Vol.206/茨城県旧麻生町(行方市)
旧麻生町にやってきた。西に霞ヶ浦、東に北浦と、ふたつの湖に挟まれている。まずは麻生公民館をはじめとした市街地へ。通りがかった食事処から、4人組のマダムが出てきて、「どうも〜、たのしかったです」とランチの感想を伝え合っていた。良い時間だなあ。
さらに、天王崎公園に行くと、車が数多く停まっている。いつもこれぐらい車が停まっているのだろうか、と近づいていくと、車のプレートナンバーも、大宮、名古屋、豊田、足立…といった感じで、遠方から遥々だ。きっとこれは、何かのイベントがひらかれているのだろう。
(仁科勝介)
仁科勝介(Katsusuke Nishina にしなかつすけ)/かつお
写真家として活動。1996年、岡山県倉敷市生まれ。広島大学在学中に、日本の全1741の市町村を巡る。
『ふるさとの手帖』(KADOKAWA)、『環遊日本摩托車日記(翻訳|邱香凝氏)』(日出出版)をはじめ、2022年には『どこで暮らしても』(自費出版)を刊行。
旧市町村一周の旅『ふるさとの手帖』:https://katsuo247.jp
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