関ヶ原合戦を再現したテーマパーク型資料館「関ヶ原ウォーランド」にて、300本の和傘の空間を演出するイベント「和傘物語・和傘灯り物語2024」が、4月26日(金)〜12月1日(日)の間、3期間に分けて開催される。
日本史上最大の合戦の舞台で平和を祈願
「関ヶ原ウォーランド資料館」では、約30,000㎡の敷地内に、屋外展示のほか、参加型ゲーム、関ヶ原合戦屏風を展示する資料館があり、戦国の雰囲気を感じられるよう、甲冑レンタルも行っている。
関ヶ原は672年に起こった「壬申の乱」と、1600年に起こった日本史上最大の戦い「関ヶ原合戦」の2度の大きな戦乱の舞台となった悲劇の地で、同時に天下泰平の時代が始まった地でもある。「関ヶ原ウォーランド」の隣には、関ヶ原の戦いの戦没者の供養寺「天満山宝蔵寺」があり、毎年10月21日に平和の大祭「関ヶ原合戦戦没者慰霊法要」を行い、全国から護摩札を預かり、大願成就の護摩祈祷を行っている。
和傘の原型となった蓋(きぬがさ)は、魔除けの象徴でもあった。「和傘物語・和傘灯り物語2024」は、かつて日本最大の戦争があった関ヶ原で、世界平和への祈りを込めて「和傘」の空間を演出するイベント。300本の和傘を壁面、空中、地面に配置することで、昼にはSNS映えする鮮やかな空間となり、夜には灯りによる幻想的な空間となる。和傘レンタルを行っているので、和傘を持って写真撮影することもできる。
3期間に分け、昼と夜に開催
「和傘祭り」は3期間に分け、昼の部と夜の部を開催。1章は4月26日(金)~6月16日(日)、2章は6月28日(金)~9月29日(日)で風鈴まつりも同時開催、3章は10月11日(金)~12月1日(日)。
昼の部は、日の光に照らされて輝く、色鮮やかな和傘のアート。その中で和傘を開いて和服に着飾った姿での写真撮影は、一生の思い出になるだろう。
夜の部は、ライトアップされた和傘が素敵なイルミネーションになり、夜ならではの雰囲気に。和傘だからこそできる物語を体験しよう。
入場料は、食事とのセット料金で、個人の大人800円(300円分の売店金券付)、小学生500円、4~6歳300円、3歳以下無料、30名以上の団体は大人500円、小学生300円(すべて税込)、小学生未満無料。
隣接レストランでは入場無料になるメニューも
隣接レストランでは、GW期間中に入場料が無料になるセットメニューあるので、利用してみよう。レストラン「Sekigahara花伊吹」では、4月26日(金)〜5月6日(月)に、「和傘物語」の入場料800円が無料になるGW期間限定メニューを提供する。
「近江牛の最高峰5等級&希少部位千本筋トマトしゃぶ」2,800円(税込)は、外モモの1頭から1kgほどしか採れず“幻の肉”と言われる希少部位のる千本筋を使用。ローストビーフやサラダ、おにぎりなどのセット。
「近江牛5等級肩バラの近江牛すき焼き」2,500円(税込)は、うどんやおにぎり、ローストビーフなどのセット。
「近江牛&飛騨牛食べ比べ(2人前)関ヶ原合戦すき焼き」1人1,950円・2人3,900円(税込)は、2種の焼鍋のほか、ローストビーフ寿司やサラダなどのセット。
「“認定三成めし”旨辛近江牛カレー」2,200円(税込)は、「花伊吹」と愛知県ラーメン店ランキング1位の名古屋辛麺「鯱輪」がコラボしたカレー。「三成めし」とは、彦根・米原・長浜市内の飲食店などが石田三成をテーマに考案し、審査で一定の認定基準をクリアした飲食メニューだ。
1日10食限定の「これぞ関ヶ原名物!ローストビーフ天下丼」2,200円(税込)は、400gのお肉がたっぷり。
「鉄板ダイニング 天満」では、4月26日(金)〜5月6日(月)に、「近江牛ステーキ鉄板焼き」5,500円(税込)などの全ランチメニューで、「和傘物語」の大人の入場料800円のところ300円に、小学生以下は無料となる。利用したい人は予約時に申し出よう。
「和傘」がテーマのフォトコンテスト
また、「和傘」をテーマにフォトコンテストも開催する。プロ・アマチュア問わず誰でも参加可能で、未成年の場合は保護者の同意が必要。応募期間は4月26日(金)~12月1日(日)。入賞賞品は、グランプリ1名に近江牛1kg、準グランプリ2名に近江牛500g、入賞3名に特産品が贈られる。詳細は、Webサイトにて確認を。
合戦の舞台で平和を祈願する「和傘物語・和傘灯り物語2024」で、写真撮影やグルメを楽しんでみては。
■関ヶ原ウォーランド資料館
住所:岐阜県不破郡関ケ原町1701-6
和傘物語公式サイト:https://wagasa-monogatari.jimdosite.com
(山本えり)