いつつじは、京都にある老舗昆布専門店「五辻の昆布」本店2階の「昆布と麺 喜一」にて、昆布屋が作る「昆布水つけ麺」を1日30杯限定で提供する。期間は5月1日(水)~10月末。
昆布の魅力を発信する老舗専門店
昨今の昆布業界では、生産量の減少や料理離れ、お米を食べないことによる佃煮離れなどで、縮小もしくは廃業が続いているという。
そんな中、京都で創業120年となる老舗昆布専門店「五辻の昆布」は、昆布の魅力を発信するために2023年5月にラーメン店「昆布と麺 喜一」をオープン。昆布を勉強しながら提供される昆布ラーメンは、連日満員御礼だという。
そして今回、ラーメンとは違う形で昆布の魅力を発信するべく、5月1日(水)より「昆布水つけ麺」の提供を開始した。
昆布のうまみを感じられるつけ麺
「昆布水つけ麺」とは、麺が昆布水に浸っているつけ麺のこと。昆布水の麺を熱いスープに入れることで、口の中でうまみが感じられる。最近では、東京を中心に人気があるつけ麺だという。
「昆布と麺 喜一」では、真昆布・利尻昆布・羅臼昆布をブレンドした昆布水に、がごめ昆布を浸してとろみをつけている。
また、全粒粉入りでコシのある自家製麺は、有名らぁめん店「とうひち」によるもの。昆布のうまみとがごめ昆布のとろみが、麺と絡み合うように仕上がっている。
トッピングは、目の前で削られる手削りおぼろ昆布だ。
そしてつけ汁には、魚介ベースのスープに豚のチャーシューや白ネギ、薄削りの節がそのまま入っている。薄い節は昆布水の麺と一緒に口の中で調整しながら食べると、鼻から抜ける香りが感じられ、味にも深みが増す。
昆布を堪能できる贅沢なひと時を
「昆布と麺 喜一」の店内は6メートル1枚物のカウンターを設え、ラーメン店とは思えないスタイリッシュな空間だ。
こちらで提供される昆布食育コースは、いいこんぶにちなんで1,520円(税込)。1階の「五辻の昆布」店舗で商品を1点以上購入する、ワンコンブ制となっている。
コースでは、昆布だしと鰹だし、そして昆布と鰹の合わせだしから、うまみの相乗効果を体験できるという。また、目の前で削られる手削りおぼろの試食と昆布水つけ麺、五辻の昆布佃煮のミニむすびも提供される。
営業時間は11時~、12時~、13時~の3部制で、各部10席。予約制となっており、五辻の昆布ホームページからネット予約のみ可能だ。
老舗昆布専門店の商品をお土産に購入するとともに、昆布のうまみが凝縮されたつけ麺を味わってみては。
■昆布と麺 喜一
住所:京都府京都市上京区五辻通千本東入る西五辻東町74-2 五辻の昆布2階
五辻の昆布 公式サイト:https://itutuji.com
昆布と麺 喜一 公式サイト:https://itutuji.com/kiichi
昆布と麺 喜一 公式Instagram:https://www.instagram.com/kiichi5224
(紫原もこ)