シェアが企画する九州のローカルブランド「ローカルTシャツ」主催の「第3回 九州Tシャツデザインコンテスト」において、グランプリ1作品と優秀賞10作品が決定した。

ご当地Tシャツを手がける九州のローカルブランド

「九州Tシャツデザインコンテスト」を運営する「ローカルTシャツ」は、九州を題材に普段着できるご当地Tシャツを企画・販売する九州のローカルブランド。「NEWYORK」や「PARIS」、「CALIFORNIA」のロゴTシャツを着るように自分の街のデザインを着たい、というコンセプトでデザインTシャツを企画し、各地のクリエイターやTシャツ工房とコラボレーションして商品を企画生産している。クスッと笑えて会話が生まれるような商品を目標にしているという。

九州各県の名産や方言、あるあるネタをポップなデザインに落とし込んだTシャツは、公式サイトだけでなく、九州各県で開催するポップアップストア「九州Tシャツストア」やアパレルショップ、観光名所や交通拠点のお土産店でも紹介されている。

約350作品の応募から選定

“お土産Tシャツ”をコンセプトに募集された「九州Tシャツデザインコンテスト」では、九州在住やゆかりあるクリエイターを中心に、プロアマ問わず、多くの作品が寄せられた。イラスト・写真・テキストなど提出方法を問わず、イラストやデザインを自身では作れない人もアイデアで応募できる募集形態を取った。

応募作品は、「九州Tシャツデザインコンテスト」の運営母体である「ローカルTシャツ」と、提携するTシャツ制作工房により選定。3回目の開催となる今回の募集では、約350作品の応募があり、その中からグランプリ1作品と優秀賞10作品が選出された。

コンテストでは、海外からの観光客増加を受け、お土産店で喜ばれるデザインを選考の対象とした。応募作品の中には、九州各地の名産・銘菓をデザインしたり、観光名所をデフォルメしたもの、日本語をフィーチャーしたものなど、観光客はもちろん、地元の人もクスッと笑えるデザイン案が寄せられた。受賞作品には、本格的なイラスト作品から、クスっと笑えるパロディー作品まで登場する。

受賞作品をチェック！

グランプリを受賞したのは、「BARIUMA!」と題した、しろさきさんによる作品。福岡の食文化を伝えたい！という思いから博多弁で「とてもおいしい」という意味の「ばりうま」という方言と、豚骨ラーメンをモチーフにデザインしている。女の子の髪をラーメンの麺に見立て、食べた瞬間の舞い上がってしまうほどのおいしさを表現、イラストは海外の人にも興味を持ってもらえそうな日本のマンガやサブカルチャー感が出ている。

入賞作品のひとつ、mumuさんによる「九州ってどんな場所？」は、九州にゆかりのある名産物や観光地を、手描きイラストレーションと日本らしい配色で表現したデザインとなっている。

アサイヒナタさんによる「九州にこにこポカポカデザイン」は、鮮やかな花々を各県で見られることから、「九州」という漢字を花に見立てた、気づくと楽しいデザイン。

そのほかの受賞作品も公式サイトで紹介されているので、チェックしてみて！

九州Tシャツデザインコンテスト結果発表：https://local-t.com/blogs/info/award2024
ローカルTシャツ：https://local-t.com/

(江崎貴子)