Misfits Japan(ミスフィッツジャパン)が運営する島根県雲南市の「韓国酒醸造場 OMONA YANGJO(オモナヤンジョ)」が、5月23日(木)より本格的に稼働を開始した。
韓国の伝統酒と日本の国産米との出会い
韓国で本格的な生マッコリ醸造修行をした日本在住歴20年のそん・さんひょん氏と、ディレクターのイ・ナギョム氏が作る「韓国酒醸造場 OMONA YANGJO」。雲南市産のお米を直接仕入れ、ハンドクラフト生マッコリ作り体験などができる、誰でも訪れることができる文化交流の場として展開していく。
韓国の伝統酒と日本の国産米との出会いが、新たな食文化と地域創生のムーブメントを作る。
生マッコリ作り体験について
「韓国酒醸造場 OMONA YANGJO」は、生マッコリ作り体験もできることから、韓国文化が好きな県外の人々、日本米で作られる生マッコリに興味をもつ韓国および海外の人々にとっての魅力的な場所として、島根県の観光推進にも貢献できる場所となる。
この取り組みはすでに韓国でも注目されており、日本の文化庁にあたる韓国文化財庁の後援、ソウル市とマッコリ学校(明洞)の支援のもと、江西50プラスセンター(江西区)が主催する生マッコリ作り体験を、8月に「韓国酒醸造場 OMONA YANGJO」で共催する予定となっている。
生マッコリの特徴
生マッコリは、常温で売られているマッコリとは異なり、殺菌処理を行わないため、乳酸菌などの有用な成分がそのまま残る。韓国農水産食品流通公社と東京農業大学とのマッコリ成分分析では、生きた酵母と乳酸菌の両方が入っていることがわかったという。また、食物繊維をたくさん含んでおり、タンパク質と葉酸なども他の醸造酒より5.1〜11倍多く含まれているとされている。
このように、生マッコリには、美しさや生活リズムの改善などで注目されている成分が豊富に含まれている。
美肌県島根×生マッコリのベストマッチング
島根県は、温泉の多さや日照時間、適度な湿度などから美肌県としても県外へ訴求しており、「韓国酒醸造場 OMONA YANGJO」では、生マッコリに含まれる成分の魅力からも、生マッコリとの親和性があると考えている。
今後は、島根県の観光に関わる人々と連携しながら、県内の「温泉×旅館×生マッコリ」「地元の食材×酒造り体験×生マッコリ」など様々な取り組みを広げていくという。
4月に行われた、130年の歴史を持つ老舗旅館「天野館」(雲南市木次町)でのコラボレーションイベントには、100名以上が参加し、サムギョプサルと生マッコリのマリアージュを楽しんだ。
一般開放を実施中
「韓国酒醸造場 OMONA YANGJO」は、5月14日(火)付けで大東税務署長から酒類製造免許通知書の交付を受けた。5月23日(木)にはオープニングセレモニーと、告祀(コサ、厄除けや幸運を願う韓国の伝統儀式)を実施した。
さらに、5月23日(木)〜25日(土)の各日12:00〜15:00には、「韓国酒醸造場 OMONA YANGJO」の一般開放を実施。誰でも気軽に、生マッコリ製造の現場を間近で見学できる機会となっている。
一般向けの商品の販売を予定
「韓国酒醸造場 OMONA YANGJO」では、夏頃に一般向けの商品販売を予定している。今後の詳しい情報については、Instagram(@omona.misfits)をチェックしよう。
「韓国酒醸造場 OMONA YANGJO」の今後の活動にも注目だ。
■韓国酒醸造場 OMONA YANGJO
住所:島根県雲南市吉田町川手207-4
Instagram:https://www.instagram.com/omona.misfits
ウェブサイト:https://www.misfitsjapan.com
(参考)美肌県しまね:https://project.nikkeibp.co.jp/atclppp/PPP/report/121200352/?P=2
(参考)生マッコリ成分分析:https://haccola.jp/2017_12_18_5117
(yukari)