福岡県在住のライターが、地元のイベント情報をお届け。今回は、6月1日(土)〜30日(日)に筥崎宮で行われる「あじさい祭り」の見どころを紹介しよう。
一年を通して「参道花めぐり」が楽しめる筥崎宮
福岡市東区にある筥崎宮は、日本三大八幡宮の一つ。新春に行われる「玉取祭」、秋の「放生会」など、季節の行事では多くの人でにぎわう。一年を通してさまざまなイベントを開催していることから、福岡の「四季を彩る杜(もり)」としても親しまれている。
境内の随所に、四季の花々が楽しめる場所が設けられているのも筥崎宮の魅力だ。冬ぼたん、春ぼたん、シャクヤクなど、境内に咲く季節の花を楽しみながら散策する「参道花めぐり」が、一年中楽しめるスポットでもある。
6月は約3,500株の「あじさい」が見頃
そんな筥崎宮で、初夏に見頃を迎えるのがあじさいだ。筥崎宮のあじさい苑は、平成の御大典を記念し、平成3年に境内の西奥に作られた。6月になると御社殿を借景に、およそ1,700坪の敷地に約100品種、3,500株の色とりどりのあじさいが咲き誇る。
6月に行われる「あじさい祭り」は、見頃を迎えた筥崎宮の美しいあじさいを存分に楽しめるイベント。お祭りの期間中は、あじさい苑前の手水舎に展示される「花手水」など、さまざまなフォトスポットも登場する。
また、この時期はあじさい以外にも、筥崎宮神苑花庭園のユリや、参道沿い恵光院の菩提樹も見頃を迎える。筥崎宮の初夏ならではの「参道花めぐり」を楽しもう。
花めぐりの後や休憩の際は、花庭園に隣接する筥崎宮迎賓館での食事や、オープンカフェ「筥カフェ」でティータイムを楽しむのもおすすめだ。
限定御朱印やミニコンサートの開催も
「あじさい祭り」の開催にあわせて、昨年はあじさい苑のあじさいと、花庭園のユリをイメージした限定御朱印の頒布が行われた。
また例年、西南学院大学管弦楽団によるミニコンサートも開催されている。
「あじさい祭り」の最新情報や開花状況など詳細は、筥崎宮の公式サイトや、公式SNSなどでチェックしてみよう。
「あじさい祭り」概要
筥崎宮「あじさい祭り」の入苑料は300円。保護者同伴の場合、中学生以下は無料となる。開苑時間9:30~17:00で、最終入場は16:30。6月1日(土)~30日(日)の期間中、あじさい苑は毎日開苑している。
6月は、筥崎宮に咲き誇る色とりどりのあじさいに癒されてみては。
■筥崎宮
所在地:福岡県福岡市東区箱崎1-22-1
公式サイト:https://www.hakozakigu.or.jp/index.html
公式Instagram:https://www.instagram.com/hakozakigu.official
公式X:https://x.com/hakozakigu_offi
田中彩文(たなかさあや)
福岡市出身のライター。福岡の好きなところは、どこに行ってもおいしい食べ物と出会えるところ。カフェやパン屋さんめぐり、散歩がマイブーム。