いぶき福祉会は、障がいのある人が岐阜の素材を生かして作ったお菓子や雑貨などを販売する直営店「ほとり」を、7月20日(土)に岐阜市日光町で新規オープンする。
オープン当日は、子ども限定の菓子まきイベントも開催予定だ。なお、7月11日(木)・12日(金)・18日(木)・19日(金)の11:00~17:00は、一般も利用できるプレオープンを実施する。
「ほとり」について
いぶき福祉会では、毎日150人近くの障がいのある仲間たちが集い、お菓子作りやジャム作り、農業や草木染め、紙すきなど、様々な活動を行っている。
このたびオープンする「ほとり」は、岐阜の自然素材を活かしたお菓子やお茶、手作りアイテムを提供する場として誕生。いぶきで作られたものを手に取り、地域の人が集える場所を目指す。
「ほとり」という名前は、「ある場所の近く」や「水辺の場所」を意味し、自然に囲まれたゆったりとした空間や水辺の景色を楽しめる開放的な雰囲気を象徴しているのだそう。
オープニングイベント開催
オープン当日の14:30より、子ども限定の菓子まきを実施する(雨天中止)。
また、地元の農家の果物を使用したジャムや、岐阜県産小麦を使用したかりんとう、美濃和紙の端材を利用した手作りノートなど、多彩な商品を用意する。
なお、オープン当日は駐車場が利用できないため、公共交通機関の利用を推奨している。
岐阜駅のショップ「ねこの約束」の再出発
「ほとり」は、2022年3月に閉店した岐阜駅のショップ「ねこの約束」が、新たな形で再出発する場所だ。
「ねこの約束」は、心を込めた手作り商品を通じて来店客とのつながりを築いてきたが、コロナ禍の影響で閉店を余儀なくされた。閉店後も地域の人々からの多くの応援と「もう一度プロジェクトを」という声に支えられ、1月25日(木)よりクラウドファンディングを実施した。
結果、275人の支援により3,494,000円の資金を集め、4月6日(土)に募集を終了。支援金は、日光町の家の改修工事や設備整備、お礼の品の制作と発送に使用され、このたび「ほとり」として再出発を果たした。
いぶき福祉会について
いぶき福祉会は、岐阜市の障害福祉分野の初めての社会福祉法人として1994年設立され、岐阜市内を中心に障害福祉サービス事業を展開している。
どんな障害のある人も、生き生きと暮らしていける地域社会の実現を目指し、障害のある人自身とその家族、職員、地域の人々が、力を合わせて活動中。「招き猫マドレーヌ」や「りすのほっぺ(ジャム、ポン菓子)」などを生み出したほか、「えんがわマルシェ」や自然栽培農法による「いぶきファーム」の運営を行っている。
現在は、7月の法人設立30周年に向けたプロジェクトを展開中だ。
「ほとり」へ出向き、障がいのある人たちが作る、岐阜の素材を生かした商品を手にしてみては。
■ほとり
住所:岐阜市日光町3-47-1
営業時間:11:00~17:00
定休日:毎週木・金(土曜日不定期)
いぶき福祉会 URL:https://ibuki-komado.com/
(Higuchi)