リザプロの代表取締役の孫辰洋さん、事業統括の相佐優斗さんは、7月21日(日)、7月24日(水)〜28日(日)の計6日間、アフリカのマラウイ産のコーヒー・紅茶の販売を実践するマーケティングプログラムを実施した。
テーマは、「小学生から中高生が店舗運営を実践!コーヒー販売を通して給食支援を行うマーケティング体験」。
当日は、せいぼじゃぱん代表・山田真人さん他5名の講師が参加し、コーヒーや紅茶などの食品販売、アフリカの食文化体験やブログアフィリエイト記事の執筆にも取り組んだ。
日本の子供たちがマラウイの子供たちの給食支援に貢献
今回のプログラムでは店舗運営を高校生たちが自分で行うというテーマで、アフリカのマラウイ産の食品を販売。コーヒー豆を中核として、紅茶やグッズの販売を行った。
同プログラムは高い社会貢献性を有していることが特徴で、販売で得られた収益は、全て原産国のマラウイの子供たちの給食支援に使われている。
参加した中高生たちは、日本で世界的に見れば恵まれた生活をしている。高校生たちは自分たちの店舗運営によって得られた収益で、遠いマラウイの子供たちへ支援ができたことに喜びを感じたと同時に、日本と途上国の経済的な大きな格差を目の当たりにした。
同プログラムを通じて得られた収益は、給食に換算すると合計10,299食分、51人のアフリカの子供たちの1年分の給食支援となった。
アフリカの現状について学習しグループで議論
1日目のセッションでは、南アフリカとガーナで1年間小学校の教師を勤めた岡村奈々さんより、教育的な視点とそこでの暮らしから、アフリカの現状について学習を深めた。
そして、せいぼじゃぱん代表の山田さんより、マラウイという国がどのような国なのか、なぜ「給食支援」が求められているのかレクチャーを受け、同プログラムの意義について再確認。
マーケティングを実践するワークでは、レクチャーで学んだことを活かし、店舗でどのような声掛けをするのか、どのような記事をブログで書くのかなどグループで議論を深めた。
マーケティングや広報で重要な、購入者や使用者の立場になった時にどのような提案が適切かという点について、学生同士で議論も行った。
週末午後の新宿で実際に店舗運営を体験
実際の店舗の運営では、新宿区の屋外スペースを販売拠点として確保し、金・土・日曜日の午後でにぎわいを見せる中で販売まで実践。
小学生が販売した金曜日は、会場近くで神楽坂まつりが開催された影響で、外国人を含め多くの人が足を運んでくれたという。
中には英語でコミュニケーションを取ろうとする生徒もおり、要点を抑えて商品を提案する難しさを実感していた。
生徒たちのコメントと「リザプロ課外活動」について
参加した小学4年生からは「僕がデザインしたラベルをプレゼントしたら、喜んでくれた」という声があり、高校3年生からは「ただでさえ緊張していたのに、外国人に声を掛けるのはすごく緊張した」という声があった。
また、高校1年生は「大声で商品を提案するために声をかけていたら、変な目で見られて少し恥ずかしかった」とコメントした。
リザプロでは、「リザプロ課外活動」を中核として、様々な課外活動・体験型学習を実施し、ビジネスアイディアを考えるプログラムはもちろんのこと、英検学習セミナーや進路学習セミナー等を定期的に開催している。
今後も「リザプロ課外活動」では、社会問題を「自分ごと化」してもらい、自分なりの社会貢献、未来を切り開く力を身につけられる活動を積極的に開催する。
子供の課外活動に興味がある人は、リザプロの活動に注目しよう。
リザプロ公式サイト:https://rizapuro.net
(佐藤 ひより)