北海道森町は、昨年の中国の水産物輸入停止措置への生産者支援として行った「ほたて生産者応援企画」への感謝を込めて、ふるさと納税「ほたて大感謝祭」を開始した。

昨年の「ほたて生産者応援企画」

2023年8月24日に中国の税関総署より発表された「日本水産物の輸入全面停止に関する公告」(税関総署公告2023年第103号)により、日本各地の漁業関係者が大きな影響を受けた。

水産品の輸出額の半数以上が「ほたて」であり、その大半が北海道森町を含む北海道噴火湾産のものだったため、中国からの大量の輸出商品の売戻しや、販路減少による在庫過多により、森町の生産者にも大変な被害が発生したという。

その中で森町は、2023年9月6日より、全国の人に「ほたて」を食べて応援してもらおうと、ふるさと納税で「ほたて生産者応援企画」を開始。9～12月までで約115,000件の申し込みがあった。これは、1食100g換算で115万食分に相当する量なのだそう。

学校給食で提供された「ほたて」(東京都清瀬市)

また、森町として町内の事業者から「ほたて」を買い取り、全国の小中学校の学校給食に無償提供する取り組みも実施。北海道から沖縄まで「ほたて」の提供希望があった全国約120自治体・1,740校ほどの小中学校へ、約50万食分のほたてを提供した。一部の自治体からは、町内の小中学生へ特産品の「お返し」が届くなど、新しい交流も生まれている。

現状、中国の水産物輸入停止措置は継続しているものの、多くの人からの支援のおかげで、町内の事業者はこの危機的状況を打開し、元気を取り戻すことができたという。

「ほたて大感謝祭」で特別返礼品を用意

そんな「ほたて生産者応援企画」への感謝の気持ちを込めて、今年もおいしい「ほたて」を味わってもらおうと、「ほたて大感謝祭」を開始することを決定。数量限定で「ほたて大感謝祭」特別返礼品も準備している。

特別返礼品の一例として、「【訳あり】北海道噴火湾産蒸しほたて 1.6kg(800g×2) サイズ不選別」が、通常寄附金額10,000円のところ、特別寄附額8,000円で手に入る。

鮮度にこだわった北海道産ほたてを、過熱水蒸気製法でほたて本来の風味と旨味をギュッと閉じ込めた蒸しほたては、そのまま食べてもよし！料理に入れてもよし！

このほか、人気の「お刺身用ほたて貝柱」はもちろん、ほたて以外も楽しめるセット品など多数用意している。なお、数量限定のため、予告なく終了する場合がある。

この機会に、森町の海の幸を味わってみては。

ほたて大感謝祭特集ページURL：https://www.rakuten.co.jp/f013455-mori/contents/morihotate

(Higuchi)