日本スマートフォンセキュリティ協会(JSSEC)の啓発事業部会が、子どもたちにスマートフォン・セキュリティを学んでもらうための「スマートフォン・セキュリティかるた(以下、セキュリティかるた)」を作成した。
情報セキュリティに関する教育が必要な時代
子ども世代でもスマートフォンの活用がますます進んでいる昨今。利用方法やモラルだけではなく、情報セキュリティに関する教育が必要な時代となっているが、日本スマートフォンセキュリティ協会によると、スマートフォンのセキュリティ知識を持ち、教育ができる人材は不足しているとのこと。
新しいアプリやSNSが次々と登場するなか、子どもたちが利用するコミュニケーションツールは年々変化し、その結果「こうすればよい」「これはダメ」といった今ある答えを教える授業形式では対策が追いつかないそうだ。
スマートフォンセキュリティについて学べるかるた
そのため、同協会の啓発事業部会 教育ワーキンググループでは、小学5年生~中学2年生を対象に、スマートフォンセキュリティについて『気付き』『考え』『学んで』もらうための「セキュリティかるた」を作成。
「セキュリティかるた」は、子どもたち自身が「危ないこと」に気づく力を身につけること、一人で悩まず、周りと協力して解決する力を身につけることを目指している。
日本スマートフォンセキュリティ協会について
「セキュリティかるた」を作成した日本スマートフォンセキュリティ協会は、2011年5月に設立され、2012年4月に法人化された一般社団法人。個人ならびにビジネス分野でのスマートフォンの普及、利活用が進む一方、直面するさまざまなセキュリティ上の課題を解決し、安心安全なスマートフォン普及促進を目指している。
今や、社会と人を繋ぐという重要な役割を果しているスマートフォン。同協会は、これまでのスマートフォン自体の安心安全な利活用における普及啓発をはじめ、その先のクラウド、IoTや未来にあるICTの安心安全な普及啓発を行っていくという。
現在、同協会は、「セキュリティかるた」を活用してもらえる団体などを募集中。なお今回、個人利用の場合の申し込みは受付けていない。
この機会に、日本スマートフォンセキュリティ協会の活動や、「セキュリティかるた」についてチェックしてみては。
スマートフォン・セキュリティかるた:https://www.jssec.org/karuta
(佐藤ゆり)