熊本県津奈木町でアートと食をテーマにした体験型イベント「つなぎワンダーランド」が11月9日(土)・10日(日)に開催される。環境に配慮して育てた璃の香レモンの収穫体験とレモンシロップづくり、つなぎ美術館でのアート・アフタヌーンティーなどの催しが盛りだくさん。

会場は、熊本県津奈木町のつなぎ百貨堂。体験は無料・有料どちらもあり、内容によっては事前予約が必要だ。詳細は下記HPで確認しよう。

津奈木町の魅力を五感で味わえる体験がたくさん

津奈木町は、約40年も前からアートを大切にしてきた町。環境にやさしい農産物の栽培にも取り組んでおり「自然に優しい・からだに優しい」美味しい食べ物がたくさんあるという。

今回のイベントでは、津奈木町の魅力を五感で味わえる体験が充実。体験コンテンツの例を一部紹介しよう。

11月9日(土)開催の「レモン狩りとレモンシロップづくり体験」では、まる農園で大きなレモン“璃の香”を収穫し、そのレモンを使って自分だけの特製シロップをつくれる。シロップはお土産として持ち帰り可能、自宅でレモネードや料理に使って楽しめる。体験価格は3,800円(税込)で、事前予約が必要だ。

同じく9日(土)開催の「青写真をつくろう大学」は、サイアノタイプという技法を用いて青写真(日光写真)をつくるワークショップ。紫外線に反応して青くなる感光材を紙などに塗り、その上に津奈木町で拾った落ち葉やお気に入りの小物などをのせて、太陽の光に当てて作品をつくるという内容。体験価格は2,000円(税込)で、こちらも事前予約が必要だ。

10日(日)に津奈木町の美術館併設のカフェで開催される、美術館で愉しむ「つなぎアートアフタヌーンティー」は、和紅茶とともに津奈木町の食の魅力を再発見するイベント。約450点もの貴重な美術品を収蔵する美術館の中で、世界的なパティシエや料理人が手がける、地元食材を使用したスイーツや料理を楽しめる。料金は6,000円(税込)、要予約だ。

そのほかにも、期間中はオリジナルの“組紐”をつくるワークショップや、季節の葉をはがきに拓印するワークショップなど、事前予約不要の無料体験も用意している。

ケーキやお茶、カレーなど新規開発の特産品を販売

「つなぎワンダーランド」の開催に合わせて、新規開発された特産品が販売される。

デコの形をそのままに、ピールがたっぷり入った「でこでこでこぽんケーキ」、

津奈木町で100年ほど前に種から育てられた在来種の古樹を手入れして蘇らせた「百年在来茶(釜炒り茶・和紅茶)」、

梨のように甘い“つなぎコハク玉ねぎ”とインドカレーの名店デリーがコラボした「スリランカンチキンカレー」などを用意。

また開催期間中の2日間、津奈木駅は「つなぎワンダーランド駅」に名称を変更し、イベント開催記念のオリジナルきっぷ風カードをプレゼントする。

シンガーソングライター杉本琢弥さんとのコラボ企画も

今回のイベントに先駆け、シンガーソングライター杉本琢弥さんが食とアートのコンテンツを体験。当日はスペシャル企画として、杉本さんが津奈木町に訪れた際に着用したつなぎ服や、杉本さんが手がけたサイン入り商品の展示、等身大パネルの設置もするという。なお、イベント当日の杉本琢弥さんの出演はない。

豊かな自然に囲まれながら、アートと食が織りなす体験を楽しんでみては。

■津奈木とつながるアート＆グルメ「つなぎワンダーランド」
開催日：11月9日(土)10:00～18:00、10日(日)10:00～16:00
開催地：熊本県津奈木町 つなぎ百貨堂(つなぎ物産ギャラリーグリーンゲート)
住所：熊本県葦北郡津奈木町岩城1601

イベント公式HP：https://event.tsunagi-minagi.jp

(Haruka Isobe)