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【石川県金沢市】モダン空間で地元酒茶や押し寿司、和菓子を楽しむ「不自由な茶会-痺-」12月に開始

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石川県金沢市を拠点とするkanazawaza(かなざわざ)は、新サービス「不自由な茶会-痺-」の提供を12月より開始する。

このサービスは、金沢の歴史的茶屋街のひとつ「主計町」の町屋を舞台に、茶の湯の本質を現代的に解釈した没入型エクスペリエンス体験。厳格な作法から解き放たれながらも、銅鑼(どら)の音が響く入場から始まる緊張感ある空間で、伝統と革新が融合した唯一無二の茶会を体験できる。

「不自由」がテーマの演出で、新たな茶の世界へ

近年、日本文化への関心が国内外で高まる中、文化が持つ精神性や価値観は、時代や世代、国境を超えて共感できるものがあるという。しかし、形式や作法が重視されるあまり、その本質的な魅力を伝えきれていないのが現状だ。

そこでkanazawazaは、文化が持つ本質的な価値は変えず、表現を現代に再解釈し、エンターテイメントとして変容させることで、新しい体験の形を創造した。


新サービス「不自由な茶会-痺-」では、選りすぐりの地元酒茶3種飲み比べに、季節の椀物、押し寿司、そして刺激的な和菓子を、モダンに改装された町屋空間で提供する。金沢と京都で活躍する茶人・住田薫氏による「不自由」をテーマにした演出で、新たな茶の世界へと誘う。

モダン空間で地元酒茶3種、押し寿司、和菓子など提供

「不自由な茶会-痺-」は6〜17名のグループ参加に特化。完全予約制で、料金は18,000円(税抜)だ。より深い没入感を味わってもらうため、黒い服での来場を勧めている。


体験の流れを簡単に紹介しよう。まず、銅鑼の音で茶会がスタート。空間に音が響き渡り、心身ともに緊張感が高まる。その後は、地元酒茶と旬の料理で身体を整える。長い箸を使用し食に意識を向け、味わいを深める。

次に、視覚を遮りながら菓子を味わう。味覚と嗅覚が研ぎ澄まされ、甘味の中に隠された刺激​を感じ取れるという。終盤では、浄瓶点スタイルで抹茶を点てる。茶碗から伝わる温もりと振動で茶を感じよう。

なおkanazawazaはサービス開始に先立ち、導入を検討している旅行事業者、地元の人向けの先行体験会を11月27日(水)に実施する。定員は先着順で17名、料金は10,000円(税込)だ。

きっかけは茶人・住田薫氏との出会い

今回のkanazawazaによるプロジェクトは、茶人・住田薫氏との出会いから始まったという。住田氏は『茶のない茶会』『雑草茶会』『地獄茶会』など、実験的な茶会を通して現代のお​茶の愉しみ方を思索・提案している人物だ。

kanazawazaは「伝統を受け継ぐ茶人と現代的表現の出会いが、これまでにない文化体験を生み出しています」と語り、地域の文化継承者やアーティストとともに新たな価値を創造し、その体験を通じて多くの人に日本文化への興味・関心を深めてもらうことが、確かな文化継承の第一歩になると信じている。

“自由をなくすこと”で感覚を研ぎ澄ますというユニークな茶会で、日本文化や金沢を感じてみては。

■不自由な茶会-痺-
場所:barrier/石川県金沢市尾張町2丁目14-21
定員:6〜17名
料金:18,000円(税抜)

■不自由な茶会-痺-体験会
日時:2024年11月27日(水)18:00~
場所:barrier/石川県金沢市尾張町2丁目14-21
定員:17名(先着順)
料金:10,000円(税込)
申し込みフォーム:https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSd0y9JoJYhcAhABno0VKoMtqiH9nRPrYEpB43vTKI176NXV1g/viewform

(Haruka Isobe)

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