高知県高知市は、漫画家・もとこさんの移住者インタビュー漫画『こうち二段階住って実際どうなの?』を公開した。
「こうち⼆段階移住」について
⾼知市を含む⾼知県内34市町村で形成する「れんけいこうち広域都市圏」では、2018年4⽉より、段階的に移住する「こうち⼆段階移住」の取り組みを開始している。
「こうち⼆段階移住」とは、「海や川や山の近くで、ゆとりある暮らしをしてみたい。でも、都会からいきなり田舎へ移住するのは不安。」などと考えている人に向けた、高知が提案する新しい移住のかたちだ。
1ステップ目として、いきなり田舎暮らしをはじめるのではなく、まずは比較的都市部の高知市に移住・滞在してみる。2ステップ目では、そこを拠点に高知県内を巡り、自分に合った場所を見つけたのち、安心して最終的な移住を決めるという仕組みだ。
人を好きになるときのように、互いのいろいろな面を少しずつ知って、より深く理解し合いながら、じっくりと想いを育んでいく。「二段階移住」では、そのような移住の方法を提案している。
「こうち二段階移住」についての漫画を公開
⾼知に移住した人が移住後に「理想のイメージと違った」「移住しなければ良かった」と後悔してしまわないよう、漫画『こうち二段階移住って実際どうなの?』が公開された。
同作には、「こうち⼆段階移住」の流れを知ってもらい、利⽤してほしいという想いが込められている。
同作では、2015年に関東から高知に移住した人気漫画家・もとこさんが、「こうち二段階移住」利用者の人々にリアルな移住話を聞く旅へ。
高知移住のきっかけは?、「二段階移住」してみてどうだった?、移住後の仕事や暮らし、人間関係は?など、気になる移住の情報を紹介。自身も移住者であるもとこさんならではの視点で、気になる移住のあれこれを描いた作品になっている。
『こうち二段階住って実際どうなの?』は全3話。11月8日(金)より順次、もとこさんのSNSアカウントのほか、「こうち二段階移住」公式サイト・SNSアカウントで公開されている。
もとこさんは、30代半ばで住みなれた関東を離れ、家族で高知県へ移住。4人目長女の出産を機に、2018年からInstagramで漫画を描きはじめる。著書に『うちのヒフミヨ!兄たちは妹びより』(祥伝社)がある。
もとこさんは、「今回、こうち二段階移住利用者の鈴木さんと松平さんの二組の移住ストーリーをお聞きし、漫画を描かせていただきました。コマ数の関係上、漫画では描ききれなかった濃いお話もたくさん聞かせていただき、移住9年目になるわたしも、大変刺激をいただきました。このお話を読み、こうち二段階移住に興味を持っていただけたらとても嬉しいです」とコメントを寄せた。
「JOIN 移住・交流&地域おこしフェア2024」に出展
高知市は、「こうち二段階移住」をより多くの人に知ってもらうため、12月7日(土)・8日(日)に、東京ビッグサイト東7ホールで行われる「JOIN 移住・交流&地域おこしフェア2024」に出展する。
働き方改革や新型コロナウイルス感染症の拡大、テレワークの普及などにより、個人のライフスタイルに変化が生まれ、“都市部から離れた地域で暮らす”こと、“地域とつながりを持つ”ことへの関心が高まりつつある。
「JOIN 移住・交流&地域おこしフェア」は、移住希望者、地域おこし協力隊希望者はもちろんのこと、地域に関心を持っている人と地方自治体の人々、企業との接点、“きっかけ”を生み出すことを目指している。
地方自治体、地域を思う企業、地域を求める人々が入り交じることで地域に新しい価値が生まれ、活気が生まれる。そんな未来を思い描きながら、高知市も出展するという。
「こうち二段階移住」に関心のある人は、もとこさんの移住者インタビュー漫画『こうち二段階住って実際どうなの?』や、「JOIN 移住・交流&地域おこしフェア」をチェックしてみては。
「こうち二段階移住」公式サイト:https://www.city.kochi.kochi.jp/deeps/01/010999/renkei-nidankaiiju
もとこさん公式Instagram:@motok68
(yukari)