11月10日(日)10時から、スカイワードあさひで「第13回紅茶フェスティバルin尾張旭」が尾張旭市観光協会主催のもと開催された。
紅茶のバザールやセミナーを楽しめる紅茶の祭典
「第13回紅茶フェスティバルin尾張旭」では全国から37店舗の店が出店し、国内外の様々な紅茶を試飲しながら買うことができる「紅茶バザール」や、アフターヌーンティーのマナーと歴史を学びながらクリームティーを楽しむ「紅茶セミナー」、ステージショーなどが行われた。
紅茶セミナーでは、日本紅茶協会認定シニアティーインストラクターの岡本陽子さんが、「紅茶を楽しむ」をテーマに紅茶の歴史や文化について説明し、参加者は熱心に耳を傾けていた。
また、紅茶バザールでは、インドやケニア、中国等の海外産紅茶や国産紅茶の試飲ができ、試飲カップを持った多くの人でにぎわっていた。
参加者は「いろんな紅茶が楽しめてうれしい。どの紅茶もおいしい」と話し、自分のお気に入りの紅茶や、紅茶に合うお菓子などを購入していた。
尾張旭市は、2013年11月に愛知県とともに「おいしい紅茶の店実店舗数 日本一」として日本紅茶協会に認定された。
日本紅茶協会が認定する「おいしい紅茶の店」とは
「おいしい紅茶の店」とは、日本紅茶協会が認定している店。1998年に制度をスタートし、全国各地から推薦された「おいしい紅茶を楽しめる店」を同協会が審査し、その審査に通ると「おいしい紅茶の店」として認定される。
対象となるのは紅茶専門店だけでなく、ホテルのティーラウンジや一般の喫茶店も含まれる。紅茶の提供経験が1年以上、紅茶のメニューが5種類以上、紅茶の説明をできるスタッフがいるなどといった推薦条件がある。
また、審査は覆面調査で行われるため、認定されるのは容易ではない。さらに、認定後も4年ごとに再審査され、条件を満たしていなければ認定が取り消されることもある。2024年現在、全国で244店が認定されている。
「おいしい紅茶の店」で尾張旭市が首位に返り咲き
日本紅茶協会(東京)が認定する「おいしい紅茶の店」が11月1日(金)、同協会のホームページで更新・公表され、4年連続のトップを逃した尾張旭市が首位に返り咲いたことが分かった。実店舗数での日本一は、2016年から9年ぶり4回目。また、市町村の人口比における店舗数では、2011年から14年連続で日本一に輝いた。
おいしい紅茶の店は毎年、11月1日の「紅茶の日」に更新されている。実店舗数のこれまでのトップは、名古屋市と大阪市のともに15店舗で、尾張旭市は14店舗の2位となっていた。
今回、尾張旭市では新たに1店舗「茶々まつり」が認定され、合わせて15店舗に。その一方、名古屋、大阪の2市ではそれぞれ1店舗が閉店し、14店舗に減ったため、尾張旭市と順位が入れ替わった。尾張旭市では2011年2月に紅茶によるまちおこしが始まり、2012年11月に「紅茶フェスティバル in 尾張旭」を開始、2024年11月に「おいしい紅茶のまちアンバサダー」制度を実施するなど、さまざまな取り組みを行っている。
尾張旭市に住んでいる人や紅茶が好きな人は、同市の取り組みに注目してみて。
第13回紅茶フェスティバルin尾張旭イベントページ:https://teafes.com
尾張旭市観光協会公式サイト・おいしい紅茶日本一のまち尾張旭の詳細:https://owariasahishi.com/black-tea.html
日本紅茶協会公式サイト・おいしい紅茶の店 認定店の詳細:https://www.tea-a.gr.jp/shop
(佐藤 ひより)