料理宿「いぶすき秀水園」は、季節限定恒例の冬の味覚プランとして「美冬会席プラン」を11月15日(金)〜2025年2月27日(木)の期間限定で販売中だ。
出汁にこだわった会席を楽しむ冬の味覚プラン
2024年の「美冬会席」は、調理長松尾氏が和食の基本である「出汁」にこだわった心温まる会席。
五感で出汁を感じる技法で、鹿児島県指宿の料理宿らしい山と海の食材をふんだんに使用した料理を堪能することができる。
出汁の材料の中核をなす「かつお節」
鰹節の日本三大生産地である鹿児島県指宿市、鹿児島県枕崎市、静岡県焼津市。
全国で生産される鰹節の量は約26,300トン(※1)あり、指宿市の占める割合は約2割5分。その中でも鰹節の最高級品「本枯本節」は生産量日本一を占めている。
生食用のカツオと節に加工されるカツオとの違いは脂ののり具合にある。
生食用は脂がのっているほどおいしいものだが、節にはむしろ、脂がのりすぎず少なすぎず、適当であることが条件とされ、1~2パーセントの脂肪含有量のものが最良とされている。
そして、日本料理の味の基本をなすものは、なんといっても出汁。出汁が料理のすべてを決定づけるといっても過言ではない。
日本料理の場合、出汁の材料の中核をなすのがかつお節。つまり、出汁の良し悪しはかつお節にかかっている。
そのような考えから「いぶすき秀水園」の松尾調理長は、本枯節の削り節を仕入れるのではなく、そのままの鰹節を仕入れ同館の調理場で削って使用。この度、その一番削りの本枯節の出汁をふんだんに使用した「美冬会席」を提供することとなった。
調理長おすすめの一品
出汁の分量で味が変わる茶碗蒸し。そんな茶碗蒸しと相性抜群の雲丹と共に味わえるのが「雲丹の小茶碗蒸し ふかひれ餡」だ。更には贅沢にもふかひれ餡をかけた、絶品の一品となっている。
「鹿児島黒牛塩焼き」は、日本一の鹿児島黒牛を使用し、肉本来の味を堪能してもらう為、刻みわさびを付けて提供。同じく焼き物の「ふぐ西京焼き」は、身がプリプリとしたふぐの旨味と味噌の風味があいまって、御飯が欲しくなる一品となっている。
出汁料理メインともなる「かつお出汁の薬膳ぶりしゃぶ」は、平茸・花びら茸・白木耳・クコの実・三つ葉・柚子とし旬のぶりを、かつお出汁の効いた鍋でしゃぶしゃぶして味わう一品。
別で準備した削り節を「追いがつお」する事でさらに風味も増し、濃い出汁で楽しむことができる。
美冬プランの詳細
美冬プランは、大人2人より予約が可能で、1泊2食付/1人29,700円(税込)〜42,900円(税込)。
和室10畳・和室12.5畳・和室二間・和室二間ベッド付・特別室など様々な部屋を用意しており、定員は2〜6人と部屋によって異なる。
三段重おせちの予約を受付中
また、10月7日(月)〜12月24日(火)の期間「いぶすき秀水園三段重おせち」の予約を受付中。価格は49,500円(税込)、各限定20個、完売次第受付終了となる。
受取は12月31日(火)の13:00~15:00の時間帯「いぶすき秀水園」ロビーにて。おせちの消費期限は2025年1月1日(水)となる。
「いぶすき秀水園」について
1968年8月、焼酎製造会社を経営していた先代が別荘を増改築し、純和風客室8室の「旅館喜楽」を創業。「旅館喜楽」の名前は同社で製造していた焼酎の代表銘柄「喜楽」にちなんで付けられた。
その後、大幅な改装や増築で現在46室の旅館となり屋号も「いぶすき秀水園」に改名。旅館ならではの上質感を大切に守りながら、新たなステージへチャレンジしている。
「いぶすき秀水園」のおもてなし
「いぶすき秀水園」へ到着し玉砂利を歩き玄関に入ると、着物姿の仲居がお出迎え。
14:00よりチェックインが可能で、14:00〜16:00の間で到着したら枯山水庭園が広がるロビーにて、ウェルカムドリンクの抹茶もしくはスパークリングワインと和菓子で旅の疲れを癒すひと時を過ごすことができる(※2)。
同館はそれぞれの来客者に仲居担当を付けており、到着時の挨拶から夕食、朝食、出発まで担当の仲居がおもてなしをする。
食事は夕食、朝食共に部屋、もしくは食事処(1階・2階)の個室にて用意。
ロビー喫茶茶房では、16:00〜21:00の時間、3種の薬草茶とところてん(冬は茶節)を無料にて提供する。
「いぶすき秀水園」が届ける、2024年冬の味覚プランで、くつろぎのひと時を過ごしてみては。
■指宿温泉 いぶすき秀水園
住所:鹿児島県指宿市湯の浜5丁目27-27
公式サイト:https://www.syusuien.co.jp/
公式Instagram:https://www.instagram.com/ibusukisyusuien/
※1 令和5年
※2 16:00以降到着場合は、仲居が部屋で抹茶と和菓子を提供
(丸本チャ子)