群馬県太田市に本社を構える、創業56年目の老舗餃子メーカー・金星食品は、激辛グルメマニアの西谷美希さん監修のもと「失恋餃子」を開発。11月20日(水)より、同社のECサイトなどで販売を開始した。
また、12月からは、人気の激辛料理店7店舗でも、「失恋餃子」を用いた新メニューが展開される。
素材にこだわり、辛さと旨さを両立した餃子
金星食品は、群馬県産を中心に国産の素材を使用し、餃子を作っている。
「失恋餃子」でも素材にこだわり、広島県の唐辛子生産者「吉岡香辛料研究所」から、160万スコヴィル値(*)という辛さがありながら爽やかな後味のある広島県産キャロライナリーパーを仕入れ、使用。
また、辛いだけでなく餃子の旨さにもこだわり抜いて、金星食品の看板商品「特撰生餃子」の製法をベースに、辛さと旨さのバランスをよく引き立てるために青唐辛子を豚脂で炒めた肉餡に練り込んだ。
これらを包む餃子の皮も同社の自家製で、茹でても焼いても美味しく食べられるそう。チーズをかけて食べるのもおすすめなのだとか。
ただし、想像以上に辛さがあるため、子どもや心臓の弱い人、体調が優れない人や唐辛子が体質に合わない人は、食べるのを控えてほしいとのことだ。
単品・セットの商品をラインナップ
ECサイトでは、失恋餃子6粒×4パックの「失恋餃子24粒セット」3,920円(税込・送料別)のほか、失恋餃子6粒×2パック・青唐辛子餃子6粒・辛口餃子6粒が入った「小中激辛 食べ比べセット」2,910円(税込・送料別)、失恋餃子6粒・特撰生餃子6粒・青しそ餃子6粒・にんにく餃子6粒の「激辛餃子ロシアンルーレットセット」2,160円(税込・送料別)などを用意している。
なお、「失恋餃子」の見た目は普通の餃子だが、他の餃子と一緒に焼くと見分けがつかなくなるだけでなく、辛さも移るので注意しよう。
激辛料理店7店舗で「失恋餃子」を使った新メニュー
12月からは、人気激辛料理店7店舗で、「失恋餃子」を使った新メニューを楽しめる。
愛知県の「名古屋辛麺 鯱輪 栄本店」では、「旨辛失恋餃子辛麺」1,500円が登場。
「失恋餃子 焼き餃子」を提供するのは、東京都の「辛麺華火 渋谷店」、
広島県の「LaQoo(らくう)」、
島根県の「赤い林檎」、
静岡県の「激辛OurDays」だ。
広島県の「麺や時風」と福島県の「極辛味噌専門店 麺屋つどい」では、「失恋餃子 茹で餃子」、
新潟県などにある「麺屋 愛心」では、「失恋麻婆麺」が登場する。
「失恋餃子」開発協力者紹介
「失恋餃子」の監修をした西谷美希さんは、総フォロワー数10万人の激辛グルメインフルエンサー。広島県出身の「激辛ラーメン女子」で、年間400杯以上の激辛ラーメンを食べる唐辛子マニアだ。
タレント活動と並行して全国の激辛ラーメン店を巡り、さまざまなラーメン店とのコラボメニューを開発。その傍らで全国ラーメ ンを巡る資金をライブ配信一本で稼ぎ、グルメ女子インフルエンサー集団を作る会社・GEKIKARAを設立した。
「失恋餃子」は、失恋して落ち込んだ時に、友達と激辛料理を食べて涙を流すことで失恋のストレスを吹っ切ることができたという西谷さんの経験をもとに構想。ただ辛いだけでなく、明日に前向きになるチカラとなるような旨さを備えた完成度の高い餃子を目指して、1年かけて開発された。
キャロライナリーパーを生産した吉岡香辛料研究所は、代表・吉岡紘さんの故郷である広島県庄原市東城町にて、多種多様な激辛唐辛子の栽培・加工・販売を行っている。
吉岡さんは、会社員時代から趣味として唐辛子栽培を始め、その奥深さにのめり込み、副業そして農園の独立開業と「独自の唐辛子道」を突き進んできた異才の人。唐辛子への深い愛情、地域社会への貢献、美味しい唐辛子を多くの愛好家に届けたいという想いを胸に、調整を続けるまさに開拓者だ。
「失恋餃子」の開発に先立ち、西谷美希さんと金星食品のマッチアップ、PR企画などを担当したのは、焼き餃子協会代表の小野寺力さん。小野寺さんは、Webエンジニア業務のかたわら月10万円を餃子に費やし、これまでに1,000種類以上の餃子を全国各地から取り寄せて食べているそう。
「GYOZA/焼き餃子」を、ラーメンや日本酒のように日本の食文化として世界に広げることを目指して、2018年1月に焼き餃子協会を設立。餃子をつくる人と食べる人をつなぐコミュニティを通して、餃子文化を広める活動をしており、TBSの『マツコの知らない世界』や『熱狂マニアさん!』などメディアにも多数出演している。
辛さと旨さを両立した「失恋餃子」を味わってみては。
「失恋餃子」特設ページ:https://kinseifoods.com/shitsurengyoza
* 参考:ハバネロのスコヴィル値は30万
(Higuchi)